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PROMISE-無極- [ネタバレ映画レビュー (中国)]


PROMISE (無極) プレミアムBOX [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD



公開が3/17(2006)までだっていうんで、最終日、「PROMISE 無極」を見て参りました。最初は行く気なんて全くなかったんだけど、仕事関係の同世代女性で、チャン・ドンゴンssiに目覚め始めた方と話が盛り上がり、見に行くことになりました。
実は正規料金を払って映画館に行くのって、本当に久しぶり。
普段はチケットをもらったり、試写会のハガキとか、チケットショップや前売りを入手したりって感じなんだけど、窓口で、久々に1,800円のチケットを買いましたっ!!

で、思ったこと。
たまにはちゃーんとお金を払って映画を見るっていうのも良いな〜と。
映画に向き合う自分の姿勢が違うのよね。きちんと見るっていうか。ちゃんと見てやろうっていう気持ちが心の中から芽生えてくるっていうか。
とにかく、真面目に見るんですよ。お金払ってるから、許せないものは許せないって思うし、満足度が高いと、良かった〜って素直に思えるし。

「PROMISE 無極」はそういう意味ではお金を払って見ても、十分な満足度が得られる映画だったと思う。
話が盛り上がって見に行ったというのも事実だけど、素人さんの映画評を見ていたら、映像がとにかくキレイというのがあって、それなら映画館で見るべきかなって。映画って、普段はたいていDVDを借りてきて見ることが多いんだけど、どうしても画面の大きさの関係で、迫力を隅々まで感じることができないじゃない。古い話だけど、アニメ「銀河鉄道999」の一番最初の公開のとき、映画館で見て、999が線路から浮いて闇夜(宇宙)に飛び立つシーンは、ほっ〜って溜息をつくぐらいキレイだったんだけど、その後テレビ放映されたのを見たときはその迫力を感じることが出来なくて、がっかりした覚えがある。自分が映画館で感じたあの感動は、錯覚だったのかしらという感情まで湧き上がったよ。
というわけで、映像がキレイという評判が高い映画は、やっぱり映画館で見たいなという気持ちがあるわけなのです。

「PROMISE 無極」は文句なしでした。とても幻想的でキレイな映像でした。とにかく迫力に圧倒されるというか、何というか。ストーリーは感動して涙を流すとかそういう映画じゃないと思うんだけど、何というか、すごかったというひとことにつきる。特に真田さんが演じた光明の華鎧はものすごーく美しかった。
「アジアの力を集結して」と予告には出てくるんだけど、私が一番感じたのは、「中国恐るべし」ということでした。もちろん真田広之さんや、衣裳デザインを手がけた正子公也さんや、チャン・ドンゴンssiもすばらしかったし。役者さん達が、どの方々も隙がない。いい意味での火花が見えるという感じだったけど、ああいう映画を、この時代、世の中に送り出せる中国の国力というか、そんなものに圧倒されたという感じです。あと、中国って景色が日本と違うから、CGと組み合わせてるとはいえ、まだまだ人が住んでいない、広い荒野っぽい場所が無数にあるんだろうなって、妙に感心してしまった。

私は映画などを見るときは、あんまり批判的に見ない。
とにかくその世界に入り込む方なので、割とどんな物でも楽しめるタイプだと思う。
この映画に関しても、駄作だという人も多いと思うけれど、私は私なりにかなり楽しんだ。

個人的にツボだったのは、無歓役のニコラス・ツェーさんの鼻血(確か左鼻から…)。思わず笑っちゃった。彼は冷たさと残酷さとコミカルさと、いろいろな要素を見せてくれたし、ものすごくキレイだった。首を絞められ顔を真っ赤にするところも、実際に首を絞められたという話だし。目まで充血してて。
鬼狼役のリウ・イェさんもこの映画で初めて知ったのだけれど、いい感じでした。

まあ、どの役者さんが特別いいということもなく、全てがバランスが取れていて美しかったと思う。
新宿ミラノ座、結構よかったし。座席の配置が絶妙だったように思う。あの映画館なら、また行きたいな。
あと、今まで華流モノは全く興味がなく、見てなかったのだけれど、積極的に見ようかなっていう気になりました。

〈データ〉
「PROMISE 無極」
それぞれに与えられた約束は、決して変えることのできない運命のはずだった。
しかし、三つの約束が絡み合った時、世界はまったく違った展開を見せ始める。
中国が世界に誇る名匠チェン・カイコーが、アジアの総力を結集し、世界に向けて放つ空前絶後のエンターテイメント超大作。

2006/3/17(金)18:45〜
新宿ミラノ座にて鑑賞

監督 : チェン・カイコー
主な出演 :
光明(真田広之)…伝説の華鎧を身につけることをこの世でただ一人許された大将軍。
昆崙(チャン・ドンゴン)…天から俊足を与えられたものの、それ以外は何かを望むことさえ知らず奴隷として生きてきた男。
傾城(セシリア・チャン)…真実の愛と引き換えに、この世のすべての男からの寵愛と何不自由ない暮らしを約束された王妃。
無歓(ニコラス・ツェー)…王の腹心である光明と共に王に仕えるがいつも二番手に甘んじている北の公爵。人を信じることができない冷酷な男。
鬼狼(リウ・イェ)…黒衣をまとう刺客。かつて命欲しさに仲間を裏切った過去を持つ雪国人。無歓に仕えている。
満神(チェン・ホン)…人間の運命を約束させる女神。

2005年/中国/128分

(C)Beijing 21st Century Shengkai,China Film Group and Moonstone Productions, LLC
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