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韓国ドラマ「美男〈イケメン〉ですね」 ブログトップ

新大久保コリアンタウン イケメングッズ情報 [韓国ドラマ「美男〈イケメン〉ですね」]

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3日ほど前、新宿区役所に用事があったついでに、久々に大久保〜新大久保のコリアンタウンに出かけてみました。
予想どおり「美男〈イケメン〉ですね」グッズ、やはり大量に売っていました。
どのお店でも、一番手前に大きく置かれていました。

お店によって、価格が大きく違うのが、新大久保、大久保の特長なんですよね。
大体、はずれのお店は安いです。
地下にあるお店も比較的お安いです。
CDなどは昔から安いお店は、いまだに安かったですね。

公式グッズもそれなりにそろっていました。

ノート5冊セット3種類。 5冊セットで1200円台〜1800円台 
ステッカー8枚セット。 1470円〜1800円ぐらい
ぶたうさぎ(テジトッキ)ぬいぐるみ
 小 ストラップ 700円前後 ただし職安通りのはずれに480円売りのところあり
 中 吸盤つき 980円前後 これも700円前後のお店も
 大 実際のサイズと同じもの 2000円台後半〜4000円台まで
 携帯電話をおけるタイプのもの 1200円前後

あとは、公式じゃないあやしいもの。
版権なしCNBLUEグッズも多かったです。

 クリアファイル ポスターの絵柄 300円
 ポーチやメガネケースなど チャン・グンソクのものしか見つからず 600円前後
 キーホルダー チャン・グンソクのものが多かったです500円前後
 メガネふき 400円
 タオル 1000円

などなど。。。。

メガネふきは大体1枚400円。よく探すと3枚1000円で売っているお店もあります。
一瞬、3枚買おうかと思ったのですが、あることでやめてしまいました。
というのも……

このメガネふきって、それぞれのキャラクターの周りに、タレントの名前がプリントされているタイプのもの。
ひとりのキャラクターに対して、写真が2タイプほどあります。
例えば、テギョンの写真の周りに、チャン・グンソク(英語表記)の文字となっているんですが……
ジェルミの写真の周りに、チョン・ヨンファの文字が……!!
イ・ホンギ可哀想すぎます。

さんざん迷ったのですが、このプリント違いを発見して、結局買うのをやめてしまいました。
さすが、版権なしグッズ……。。。!!!
ミナムがテジトッキを抱きしめている写真などがプリントされたものもありました。

平日の夕方だったのですが、人は結構いました。
しばらく前はちょっと閑散としていた時もあったのですが、人気ドラマができると、賑わうようですね。
私よりご年輩のご婦人が連れ立っていらっしゃっていて、
「私はテギョン〜」
とかおっしゃりつつ、キーホルダーなどをお求めになっておられました。
お友達同士で来ると、あれができるから楽しいだろうなとちょっこし(←最近私の中で流行っている言い方)羨ましかった。
母娘連れも結構いらっしゃいました。
「イケメンあるよ、イケメン」
などと、母親が娘を呼ぶ光景……。
私には「イケメン」を大声で連発する勇気はまだありません。

今回、CNBLUEの韓国語のミニアルバム、結局2枚とも購入してしまいました。
というのも、、、
最初の方に見たお店では、軒並み1600円〜1900円ぐらいで売っていたのです。
こういっては何ですが、最近ではYoutubeでも曲は聴けるし、CNBLUEはマイスペースで視聴もできるし、まあ買わなくてもいいかって思っていたんです。
でも、昔から比較的韓国CDがお安いお店だと私が考えているところに行ったら〜
Bluetory 980円
BLUE LOVE 1380円
だったのです。
これなら、まあいいかってことに。

それにしても、たいていのお店は1600〜1900円で売っていたので、この価格の差の大きさには、相変わらず驚かされます。

そのお店って新大久保駅近くで、昔からCDが安かったのですが、やはり今回も安かったです。
ちなみにそこでは、公式「花より男子」グッズが投げ売りされていました。
文房具が大好きなので、ついつい、システム手帳とか、筆箱とか買ってしまった。
1点100円なんですもの……!
あと目に付いたのは、やはり東方神起グッズの投げ売りですね。

CNBLUEのCDは買って大正解でした。
既にかなりのお気に入り。
どこかの韓国サイトに、何だか頭の中で鳴り響いて癖になってしまう的なことが書いてあったのを見たのですが、確かにそう。
歌詞に書かれている「ほぼ失恋ソング」という世界観も好きです。
何というか、「Love」とか男性が立ち去られた女性に対して追いかけてる感じだけれど、その追いかけ方がいいです。
格好いい!!
こんな風に追いかけられたら、私なら、戻っちゃうんだけどって思わせるところもいいな。
でも、現実はそういうものじゃないけどね。
イヤなものはやっぱりイヤだよね。

私は元々、少し高めの声の男性ボーカリストが好きなのですが、その辺もぴったりはまったという感じです。
まだ若いので、これからどういう風に成長していくかも、楽しみですよね。
他のCDも買っちゃおうかな……既に品切れのものも多いみたいですけどね。

ドラマではシヌよりテギョンだったけど、CD聴くと、ヨンファにいっちゃいますね。
最近「私たち結婚しました」も見てるんだけど、他のメンバーも真面目そうでカワイイ。
でもでも、息子でもおかしくないお年頃。。。はぁ(ため息)。
その昔、母親がマッチ(近藤真彦)がカワイイと言っていたのを思い出しました。

実はFTislandの歌にも、最近はまりつつある。
イ・ホンギ(ジェルミ)歌うますぎます。
なので、FTislandのメンバーがプリントされたシートパックを1袋買いました。何種類かあったんだけど、とりあえず、ひとつ。

ftisland_pack.jpg

改めてA.N.JELLのものすごさを再認識。
人気でないはずないよ、あのバンド。
そもそもメンバーがすごすぎるもの。

いやいやそれにしても、NHKでやっている「祝女」に無限男子というグループに夢中になるおばさま(友近とYOU)というギャグがあって、思い切り笑っているけど、笑えない日が来るかも?!……なんて。

で、今回のお買い物。

butausagi.jpg

テジトッキのぬいぐるみ(小)ストラップタイプ 480円
美男〈イケメン〉ですね クリアファイル 300円
美男〈イケメン〉ですね ノート5冊セット 1250円
美男〈イケメン〉ですね ステッカー8枚セット 1470円
CNBLUEミニアルバムBluetoryとBLUE LOVE
FTislandのシートパック 100円
花より男子 システム手帳3種と筆箱2種 合計500円
ニューハートOST 1680円
 探せばもう少し安く買えそうだとは思ったけれど、ネットで買うと送料がかかるので、まあこの価格ならいいかなと。

あとは、普通のシートパックセット(ミニBBクリームのおまけつき)とか、粉おしろい。
その他、職安通りの韓国市場で食料品のお買い物。
ちょっと前に魔女たちの22時のテレビでやっていたプゴクスープの材料をお友達から頼まれたので、買いました。今は品切れということもなく、干し鱈も、ダシの素もいっぱい売っていました。作り方のメモも置いてあったので、材料を探しやすいですよ。
ドンキホーテの前でトッポッキを売っていて紙コップでお持ち帰り(200円)ができるのですが、結構おいしかったです。

そんなこんなで、久々のコリアンタウン探索。
お買い物をいっぱいしちゃったけど、楽しかった〜!

余談ですが、新大久保に出かけたときは、駅前近く、マツキヨの脇を入ったところに餃子の王将があるので、こちらでニラレバや餃子、チャーハンなどのお持ち帰りをしちゃうんです。
この王将の前にある100円ショップは、韓国や中国系の雑貨も数多くて、他の100円ショップとはちょっと違った品揃えなので、お気に入りです。
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美男〈イケメン〉ですね 第4話くわしいあらすじ [韓国ドラマ「美男〈イケメン〉ですね」]

プールで溺れたミナムを助けるためにプールに飛び込んだテギョン。
水中で沈んで行くミナムの手を掴み、引き上げようとしたところ、もがいたミナムに顔面を蹴られてしまい、そのまま溺れてしまうテギョン。
テギョンが助けてくれたことに気づいたミナムは溺れたテギョンを助ける。
ストレッチャーで運ばれていく途中、ミナムから握られている手をはずそうとしたテギョンだが、ミナムの手を一瞬握り気を失ってしまう。
結局テギョンは救急車で病院に運ばれ、入院する羽目になってしまう。

コ・ミナムがファン・テギョンを助けたというニュースは瞬く間に広がり、A.N.JELLのファンクラブ、サユリたちは、事務所の前でコ・ミナムに感謝のコールを贈る。
「コ・ミナム、コ・ミナム、コ・ミナム Thank You」
「コ・ミナムがテギョンオッパを助けた。
100万ファンクラブ、エンジェルスはコ・ミナムを正式にA.N.JELLのメンバーと認める」
コールし続けるサユリ達。

病室ではテギョンとアン社長が会話している。
「コ・ミナム、センキュー」
と脳天気にいつも通り怪しい英語でしゃべっているアン社長。
それを聞いて、テギョンの怒りは収まらない。
「コ・ミナム、Un thank you(アンセンキュー=最低とか、最悪って感じの意味)だ! アン社長」(←ここ、アン社長のあとにもう一回アン〜と言っているんですが、よく聞き取れない。アンアンアンって、かけているのよね。)

テギョンの怒りをものともせず、「もう少しここにいればいいじゃないか」とアン社長。
ミナムの話題性も増すし、テレビカメラも来ているからと言う。
「俺に、コ・ミナムありがとうってインタビューで言わせようとでもいうんですか」
とますます怒るテギョン。
「いやいや、テレビカメラが来ているのは、国民の妖精と呼ばれているユ・ヘイが来ているからさ」
とアン社長。

テギョンが入院している病院の一室で、病気の少女を前にして、さめざめと泣く女性。
その女性の様子をテレビカメラやナラ日報のキム記者が撮影している。
「うちの子の夢は、ヘイさんのような素晴らしい芸能人になることだったんです」
少女の母親の話を聞いて、
「あきらめちゃダメよ」
と慰める女性。この女性がユ・ヘイだ。
「本当にキレイだ」と大絶賛のキム記者はカメラのシャッターを切り続ける。
「ごめんなさい。感情が高ぶってしまって」
と泣きながら病室を後にするユ・ヘイ。
もっと多くの映像を撮れると期待していたテレビカメラは、ちょっと残念そうだ。

病院の敷地をしばらくは泣きながら歩いていたユ・ヘイだが、車のところまで来て、涙をぬぐう。
「国民の妖精としては、こんなものかしら」
どうやら嘘泣きをしていたらしい。

車に乗り込んだユ・ヘイは横柄な態度でマネージャーに話しかける。
「放送するには十分すぎるぐらい泣いたでしょ。
感情が高ぶってしまったので、もう撮影はできないって言って。
テッシュ、取ってちょうだい」
しゃべり続けるユ・ヘイ。かなり二面性のある性格らしい。
「さっきの子の病気、うつったりしないわよね。
撮影だから、マスクをするわけにもいかないし。
テッシュ取ってって言ってるでしょ」
ユ・ヘイの頭に、突然テッシュの箱がぶつけられる。
「何するの!」
振り返った彼女の目にファン・テギョンの姿が飛び込んだ。
営業用のしゃべり方と笑顔になるユ・ヘイ。
「車(バン)が似ていたから、間違えちゃった。
ファン・テギョンさんですよね。私A.N.JELLのファンなんです。
私のこと、知ってますよね。」
「ああ。……国民の妖精。国民の妖精ねぇ。いい子ぶって、よく妖精だなんて言えたもんだ」
とせせら笑うような態度を取るテギョン。
「そうね、聞かれちゃったんならいい子ぶる必要はないわね。
妖精じゃないわ。でも、あなただって天使じゃないでしょ」
使ったティッシュをそのままそこに捨て、車から出て行こうとするユ・ヘイをテギョンが呼び止める。
「私がこのまま行ってしまったら残念だというわけ?」
ウインクして「私のファンなの?」と聞くユ・ヘイ。
「嘘つき妖精(コンガル ヨジョン)。
おまえの脂がついたティッシュを持って行け」
と皮肉たっぷりに言い放つテギョン。
ゴミを持ち、車を降りたユ・ヘイは、「嘘つき妖精ですって!?」と憤慨する。
「おい、おまえの香水の匂いが臭くて頭が痛くてたまらないから、換気のために車の扉は開けたままにしておけ」
そう追い打ちをかけるテギョン。

車から降りても怒りが収まらないユ・ヘイは、テッシュを踏みつけにする。
「本当に、なんてイヤな1日なのかしら。
それにしても、私の車はどこ?」
そこにやってきたキム記者を見て、急に国民の妖精スマイルをするユ・ヘイ。
キム記者は彼女が降りてきた車を見て、A.N.JELLとユ・ヘイの間に何かがあると疑ってしまう。

合宿所のテラスでは、ジェルミがミナムに詰め寄っていた。
「テギョン兄貴とプールで何があったのか、正直に話せよ!
話さないと、撃つぞ!」
そう言いながら、ホースでミナムに狙いをつけるジェルミ。
「何も……ありません」
もごもごするミナムに向けて、ジェルミは水を発射する。
逃げ回るミナムを追い回すジェルミ。
「話せ! 話せよ!」
そこで賛美歌が流れて、鐘がなります。←ジェルミが恋におちた瞬間?なんでしょうか。
水で濡れたミナムを見ているうちに、なぜかミナムにときめいてしまうジェルミ。
「ミナム、おまえ一体……、一体何なんだ……!」

そこにシヌがやってきて、ホースを取り上げ、ジェルミに水をかける。
「ミナム、行け」
「シヌヒョン、ありがとう」
立ち去るミナムにうろたえるジェルミ。
「コ・ミナムを助けるために、ヒョンが俺を撃つなんて」
「ミナムはもうすぐ初舞台だ。風邪をひいたらどうするんだ。おまえも早く乾かせよ」
明るく言い放ち立ち去るシヌに、がっくりするジェルミ。
「シヌヒョンがあんなことするなんて……ジョリー、胸が痛いよ」
と愛犬ジョリーを抱きしめるジェルミ。

ダイニングで洋服の水をしぼっているミナムにタオルをかぶせ、髪の毛を拭いてあげるシヌ。
「一体どうしたんだ? 昨日テギョンと何があったんだ?」
黙ってしまうミナム。
「テギョンが溺れたときに、どうしておまえがいたんだ?」
黙り込んでしまうミナムだが、いつの間にか戻ってきたテギョンが答える。
「俺がふらついて水におちたんだ。ちょっとした失敗だ」
「ヒョンニム、もう大丈夫なんですか?」
と駆け寄るミナム。
「何か問題があるか?」とシヌにむかって言うテギョン。
「いいや、別に。幸いなことに、一緒にいてよかったよな」とかわすシヌ。
立ち去るテギョンに、くっついていくミナム。
「ファン・テギョンが失敗したって? 変だよな」とつぶやくシヌ。

テギョンが部屋に戻ると、デスクの上に何か置いてある。
コ・ミナムがテギョンの部屋に顔を出す。
「ヒョンニム、お腹すいたでしょう? お粥とお茶です」
「ちょっと説明していいですか?」と言うミナムに、
入れと手で合図するテギョン。

器のふたをあけ、「病院食を召し上がらなかったと聞きましたので、準備したお粥です」とミナム。
「病を与えて薬をくれるっていうわけか?」と言いつつ粥にスプーンを入れ、すぐに質問するテギョン。
「これは、何だ?」
「海老です。海老、嫌いでしたか?」とミナム。
スプーンで器をたたき、「俺は甲殻類アレルギーだ。これを食べたら俺は死ぬ」と言うテギョン。
「そうだったんですか。すみませんでした。大丈夫です。海老が嫌いなときのために、違うお粥も用意してあります。これ、どうぞ」
「これは何だ?」
「ごま入りです」
ため息をつくテギョン。
「ごまにもアレルギーがあるんだ。これも食べたら俺は死ぬ!
「そうだったんですか。食べたら、死んじゃうんですか……」
「すみませんでした。それなら、お茶どうぞ。蕎麦茶です」
黙ったまま固まるテギョンに、ちょっとうろたえるミナム。
「これも、死んでしまいますか……?」
「死にはしないが、じんましんが出る。匂いだけでもかゆくなる。全部持って出ていけ!!」
「すみません。アレルギーがそんなにあるなんて、知らなかったんです」
「知らなくても、これだけそろえられるんだから、おまえが恐ろしいんだ」
「せっかく役に立ちたくて準備したのに」
「役に立つ人間になりたければ、今度の初舞台をしっかりしろ。そうじゃなきゃな、本当に、死ぬぞ」
「はい、ヒョンニムわかりました。一層努力します」

スタジオで練習しているA.N.JELLのメンバー。
「始めるぞ とテギョン」
「相変わらず 여전히(ヨジョニ)」の練習を始める。
しばらく演奏したところで、「コ・ミナム、合ってないぞ」とテギョン。
ドラムのスティックでミナムを撃つ仕草(叩くのではなくて、銃で撃つみたいな感じ)をしながらウインクするジェルミ。
シヌは声を出さずに口パクで励ます。

「再開するぞ」
メンバーの練習は続く。
アン社長もやってきて、差し入れをぱくつくメンバー。
テギョンにシュークリームを差し出すジェルミ。
水を開けようとするが力が足りず、開けられないミナム。それを開けてくれるシヌ。
ミナムが飲もうとして水を取り上げて飲むジェルミ。
シュークリームのクリームを鼻につけるミナム。
鼻先で笑っている感じで見つめるテギョン。

練習から合宿所に戻ってきたメンバーを待ち受ける、マ室長とワン・コーディ。
タマネギの袋をかかえている。
ミナムのことを社長に話せず、休暇といいつつ逃げ出してしまっていたらしい。
「ミナム、私戻ってもいいかしら」と言うワン・コーディにうなずくミナム。
うなだれながら謝るマ室長に、父親と兄と一緒に3人で写った写真を見せるミナム。
「私のこと見捨てようとしたことは気にしていません。私はこの写真を持ってきてくれた人を探さなければなりません。私ももう逃げ出しません」
マ室長とワン・コーディは改めて協力を約束する。

「とにかく食べておかなくっちゃ、健康ではいられないわ」
熱心に食事をしている女性は、ミナムの叔母・ミジャだ。
どうやら留置所に入れられているミジャと、知り合いの女性。
2人ともお金を騙し取られてしまったらしい。でも、和解金が必要ならしく、お金の工面を相談している様子。
「私にはこの子がいるから何とかなるわ」
ミジャが指さした先には、A.N.JELLと新メンバーミナムの記事が載った新聞が。

休憩時間、事務所でアイスを食べているA.N.JELLメンバー、マ室長、ワン・コーディ。
パソコンで、先日の病院でのユ・ヘイの様子を見ているジェルミ。
「ユ・ヘイだ! 本当にかわいいな〜」
「ふん、嘘つき妖精。よくそんなに虚像を見せられるものだ」と毒づくテギョン。
「ヒョン、ヒョンはどんな女性が好みなの? ヒョンもこんな女性が好きだって言っていたよね」とジェルミ。
テギョンは「そんなことは言っていない。好きじゃない」とばっさり。
「そうか? かわいいのかな?」とシヌ。
「ユ・ヘイがかわいくなかったら、どんな女の子がかわいいんだよ」とジェルミが言った瞬間、「コ・ミナム」とテギョン。
「口のまわりが汚れている。拭け」
口の周りをぬぐうミナム。
「そっちにもついているよ」と優しく言うシヌ。
みんなして「コ・ミナム、コ・ミナムって〜」とおもしろくないジェルミはミナムに質問する。
「おまえも男だろ? ユ・ヘイのような女性をどう思うんだ?」
ジェルミの質問に「ユ・ヘイって誰ですか?」ときょとんとしながら答えるミナム。
ちょっとあきれぎみのメンバー達。

慌てるマ室長。
ミナムがあまりに何も知らないことに慌てたマ・室長とワン・コーディは、ミナムにアイドルを教えなければと思い立つ。
リズミカルな節をつけながら、歌って踊ってアイドルを暗記させるマ室長、ワン・コーディ。
一生懸命にまねをするコ・ミナム。
「アイドル記憶、アイドル記憶、少女時代は9名」
アイドルの人数とメンバー名を繰り返し暗記するミナム。

男子トイレの洗面台で顔を洗いながら
「覚えることがいっぱいで、いろいろ難しいな〜」
とつぶやくミナム。

トイレから出ようとしたところ、練習生と遭遇してしまい、ミナムは慌てて個室に駆け込む。
「こいつ、オレ達を避けているよな。本当に気分悪いよ」
「そんなことありません。すみません。」
個室で力んだふりをしながら謝るミナム。
練習生達が立ち去ったようなので、思わず独り言を言ってしまうミナム。
「女だってことがばれないように、避けるしかないんです。ごめんなさい」
それをトイレから出ようとしていた練習生達が聞きつけてしまう。
「おまえ、女なのか? 確かめてやる」
追いかけられるミナム。そこにアン社長、キム記者も登場して、事務所は大騒ぎ。
「コ・ミナムが女だって?」
裏切り者とサユリから看板を投げられるミナム、看板が直撃してよろけながらも逃げ続けるミナム。

突然鐘がなり、
「ジェンマ〜。ジェンマ〜」という院長先生の声。
事務所の前に、タクシーから降りた院長先生が登場する。
「院長先生、どうしたらいいですか?」
「ジェンマ、息が切れていますか?」
「いいえ」
「頭にぶつかったのに痛いですか?」
「痛くないです」
「ジェンマ、それはおかしいでしょ。あれをご覧なさい」
振り返ったミナムが見た物は、止まっている人々。
「これは、夢ですか?」
「そうですよ。目覚めますよ。1、2、3」
院長先生の声でトイレ個室で目が覚めたミナム。
おそるおそるトイレから出たけれど、先ほどのような騒ぎはなくてほっとする。

事務所の前では、サユリ達ファンが待ち構えている。
コ・ミナムと書かれたポップを見て、うろたえるミナム。
他のメンバー達がスラスラとサインをするのをただ見ているだけ。
ところがいきなりサユリから、「ミナムオッパ、サインください」
と言われ、びっくりするミナム。
「私のこと、嫌いだったんじゃないですか?」
という質問に首を振るサユリ。
ミナムは差し出された色紙に、自分の名前をそのまま書く。
それを横目で見るテギョンは、うすら笑いを浮かべながら、サラサラと格好良くサインをする。
「かっこいい、それに比べて私のサインは……」

スケッチブックを抱えてテギョンの部屋を訪ねるミナム。
「ヒョンニムのサインがとても素敵に見えたので、自分なりにサインを考えてみました。見て下さい。いいと思う物をひとつ選んで下さい」
「どれも一般的だな。サインは感性だ。サインにもどんくさいおまえが現れている」とテギョン。
「それだったら、感性の素晴らしいファン・テギョンさんがサインを考えて下さい
お願いします」
「俺がどうして?」
結局ミナムは、自分で努力して考えてみますと、部屋を出て行く。

「コ・ミナム……か。単純な名前だから、作るのも簡単そうだ」
そういいつつ、次々鉛筆を削るテギョン。
紙を取り出して、考え始める。← 相変わらず素直じゃないテギョン。

夕闇せまるテラスでサインを考えているミナムの元にやってくるシヌ。
「何をやっているんだ?」
「サインを考えていました。テギョンヒョンニムに相談してみたのですが……」
「テギョンに先に相談したんだ。これからは何でも俺に先に相談すればいい。俺はおまえの面倒を見るのが面白いんだ。それにケジャプンサイ(犬殺し関係=近い関係)だからな」
一瞬何のことかわからない様子のミナム。
思い出したように「ああ、ケジャブンサイですね」と言いつつニコリと笑うミナム。
一緒にサインを考えてあげるシヌ。

同じ頃、自室でミナムのサインを考えているテギョン。
「……しかし、コ・ミナムにこれが書けるのか? あいつのレベルでは難しすぎるのでは?」

シヌはミナムの手を握りながら、サインの練習をさせてあげている。
ようやくシヌと考えたサインが完成したらしい。
「コ・ミナム(高 美男)……か。負担になりそうなぐらいすごい名前だな。誰がつけてくれたの?」とシヌ。
「お母さんがつけてくれたって、死んだ父が言っていたそうです」
「ご両親がいらっしゃらないこと、アン社長から聞いたよ」
「お母さんは、生きているかもしれないんです。事情があって僕たちが生まれてすぐに出て行ってしまったそうです。でも負担になるぐらい記憶に残る名前ですから、有名になったら探しにきてくれるかもしれません。それを待っているんです」
「そうか。そうなんだ。おまえの名前がわかりやすいサインを作れてよかったな」
「ありがとうございます」
無邪気にサインの練習をするミナムをじっと見つめるシヌ。

一方、サインを感性させたテギョンは、ミナムの部屋に入り、自分の考えたサインを置こうとする。
しかし部屋には、サインを考えた紙が散乱している。
「こんなところに置いたら、あいつは自分が作ったサインだと思い込んでしまうかもしれない」
結局、ミナムが机代わりにしているトランクの間に自分が作ったサインをはさみこんだテギョン。

ミナムの部屋を出ると、戻ってきたミナムと遭遇する。サインのことを伝えようとしたテギョン。
「どこに行っていたんだ?」
「サインの練習をしていました」
「サインは、俺が……」と言いかけたところ、ミナムが先に口を開く。
「できました。シヌヒョンが作ってくれました」
「……シヌ……、そうか」
「ご覧になります? かっこいいんです」
「おまえのサインになんて、興味はない」
「それはそうですね。申し訳ありません」
「コ・ミナム。おまえは本当にその紙切れのように軽くて節操のないやつだな」
おもしろくなさそうにそう言い残すと、自分の部屋に入ってしまうテギョン。
「紙切れと節操と何の関係があるのかな? また私何かしちゃったのかな?」
首をかしげるものの、シヌが考えたサインを見ながら嬉しそうな顔をするミナム。

部屋に戻ったテギョンは非常に面白くない様子だ。
「あんなに軽い軽薄なやつのために、考えてやるんじゃなかった」
憤慨しながら、自分が書いたサインをミナムの部屋に置いてきたことを思い出すテギョン。
「あ、俺の考えたサイン。でもコ・ミナムは見つけられないかも。いや、もし見つけたら……?」
テギョンの脳裏に不吉な妄想が広がる。
「ヒョンニム、こんなサインを考えてくれちゃって〜。シヌヒョンの作ってくれたほうが、好きです〜!」と言って大笑いするミナム。

サインを取り戻すことを決意したテギョンはミナムの部屋を訪ねる。ノックしても返答がないので、そっと部屋に入るテギョン。
サインの練習に疲れてしまったミナムは、机代わりのトランクに突っ伏して眠っている。
シヌが作ったサインを見つけたテギョン。
「シヌの作ったサインか。ありがちだな」
相変わらずの毒舌だ。
トランクの上に突っ伏していたミナムの態勢を力ずくで何とか変えて、トランクから自分の考えたサインを引っ張り出したテギョン。
「コ・ミナム、おまえが薄っぺらいから、本当にいいものをのがしたな」
と言いつつ、ミナムの態勢を元に戻そうとしたところ、バランス失い、ミナムの体重がテギョンにのしかかってきた。部屋に倒れるテギョン。その拍子に、スタンドを倒してしまい、部屋が真っ暗になってしまう。
慌てるテギョン。
「冷静にならなくては」
と言いつつ、コ・ミナムの頭を手探りで見つけ、ミナムを起こそうとする。
「俺は夜盲症なんだ。暗いと何も見えない。コ・ミナム、起きろ! 起きてくれ!」
しかし、全く起きる気配がない。
部屋の角度を考えながら、出口を推測するテギョン。
物につまずきながら何とか部屋から出るテギョン。
「コ・ミナムはやっぱり危険だ」

翌日、ジョリーを相手にしながら、サインの練習をするミナム。
「あなたのお名前は何と言うのですか? ああ、ジョリーですね Toジョリー……と」
そこにジェルミがやってくる。
「サインの練習をしているんです。昨日作ったんです。いつ誰にしても大丈夫なように練習しているんです」
「見てやるよ」
「ジェルミ、サインしましょうか。ジョリー以外、人間では、初めてのサインです。……To ジェルミ…コ・ミナム」
ミナムはサインを渡しながら言葉を続ける。
「初めてのサインです。サインは好きになってくれた人への真心をこめた贈り物です。ジェルミ、これは私の心です」
「まさか……俺がおまえのこと、好きだって思っているのか?」とうろたえるジェルミ。
「違うんですか? サイン、受け取ってくれないんですか?」
「……わかったよ。これはおまえの初めてのサインだから、受け取るんだ」
「ありがとうございます。私の心です」
ニコニコしながらテラスから立ち去るミナム。
サインを見ながら「これはただ単に初めてのサインなんだから…」と繰り返すジェルミ。

留置所から会話しながら出てくる、ミナムの叔母ミジャと一緒に留置されていた女性。
「思ったより和解金が必要なのね。高利貸しに借りるわけにもいかないし。でも甥っ子がとっても有名な歌手だから、何とかなるわ。私の亡くなった弟も、ミナムが歌手になったと知ったら、どんなに喜ぶか」

同じ頃、自室で父親と兄と写っている写真を眺めているミナム。
「記憶はあんまりないけれど、確かにこれはお父さんだわ」

あまり信じていなさそうな女性に力説するミジャ。
「弟は本当に有名な作曲家だったのよ。モ・ファランが歌った曲も作曲したんだから」

歌うモ・ファラン。
テレビ番組にゲスト出演している。
インタビューで、コ・ジェヨンという人の作ったこの「和解」という曲が一番好きですと言い、
「私が一番純粋に愛した思い出の歌です」と続ける。
アジアンフェスティバルのためにテレビ局に向かっているA.N.JELLのメンバー達。
移動中のバンの中で携帯でテレビを見ながら
「一体どんな男との思い出なんだか」
と毒づくテギョン。

メンバーがテレビ局に到着すると、ユ・ヘイもちょうどやってきたところだ。
「ユ・ヘイさん」
と大声で叫んで駆け寄るジェルミ。
「今日、MC(司会)をやられるんですよね。うちのメンバーです」
と振り返ってメンバーを指し示すジェルミ。
「……あの、ファンです。今日期待してます」と言葉を続ける。
「私もA.N.JELLのファンなんです。ジェルミさん。
カン・シヌさんでしょ。それと、新加入したコ・ミナムさん……」
と言ったあとに、テギョンの名前を思い出せないふりをするユ・ヘイ。
「テギョンヒョンですよ。僕たちのリーダーですよ」とジェルミ。
「ああ〜、ごめんなさい。ど忘れしてしまったわ」
立ち去りながら、
「ファン・テギョン……ちょっとすっきりしたわ」
と言うヘイ。
ムッとしながらその様子を眺めていたテギョン。
「なんだ、嘘つき妖精(コンガル ヨジョン)め。考えることが小学生並で幼稚すぎるんだよ」

マ室長に、警備室から電話が入る。
「コ・ミナムの叔母さん?」
ミジャが警備員室に立っている。
「はい、待っていただくようにします」と警備員。
「どう、わかった。私と会いたいって言ってたでしょ」とミジャ。

そのころミナムは、マ室長から話を聞き、「ちょっと出てきます」などと言っている。
結局、マ室長が会いに行くことになり、会ったらミナムに電話を入れることになった。
「Bスタジオに行って下さい」
と言いながら、外に出て行くマ室長。

しかしミナムはDスタジオと勘違いしてしまい、放送局の中をうろうろ。
Bスタジオのメイク室では、他のメンバーがメイクをしてもらっている。
ワン・コーディもまだミナムがいないということに気づいていないようだ。

「ここがDスタジオよね……?」とミナム。
中にいた女性に「すみません」と声をかけたところ、そこにいた女性は「鞄を取ってちょうだい?」と言う。
「そこに鞄あるでしょ」
顔を見ずに、ミナムのことをマネージャーか何かと勘違いしているようだ。
続いて「照明のせいで頭が痛いの、マッサージしてくれる?」言う女性。
テギョンの母親、歌手のモ・ファランだ。
素直にマッサージするものの、「私、忙しいんです……」とつぶやくミナム。
そこに飲み物を持ってやってきたマネージャーが「誰ですか?」と言い、初めてミナムに気づくファラン。

メイク室で、ミナムがいないことに気づくワン・コーディ。
「早くしないと間に合わないわ。心配しないで、何とかするから?」
とテギョンに話しかけるワン・コーディ。
「俺がどうして心配なんて。俺には関係ない」とテギョン。
「本番前にどこかにいなくなるなんて」とジェルミ。
何も言わないが、ただ心配そうなシヌ。

Dスタジオでモ・ファランと会話をしているミナム。
「私はファン・テギョンさんがいるA.N.JELLのメンバーなんです。ヒョンニムは本当にいい人なんです」
「そう、他の人にはいい人なのね」
そう言いながら、酒を取り出し、お茶の中に注ぎ飲むモ・ファラン。
「テギョンヒョンニムはモ・ファランさんのファンですよ。ファランさんの作品をたくさん持っているんですよ。
自虐的な笑いをするファラン。
「それならサインしてあげましょうか? あの子に渡してくれるかしら」
「サインは自分のことを好きでいてくれる人への真心をこめた贈り物ですよね。
ヒョンニムもきっと喜ぶと思います」
「本当にいい子ね。コ・ミナムさんって言ったかしら
コ・ミナム……コ・ミナム……意外ね。他にも同じ名前があったのね」
「もし私の名前がお好きだったら、サインをあげましょうか。
ちょっと前に、ようやく素敵なサインを完成させたんです」
あっけにとられて笑うしかないモ・ファラン。

アン社長がミナムをさがしている。
「ミナムはどこにいったんだ。電話しろ」
「ミナムの電話はここにあるんです」とワン・コーディ。
ファランのいたスタジオを出て、まだ迷っているミナム。
ようやくアン社長と、ワン・コーディに遭遇する。
「すいません、お待たせしました。迷ってしまいました」
「早くしろ、ハーリーアップ」と、またまたちょっと怪しい発音で英語を連発するアン社長。

「マ室長から電話きましたか?」
「ないわ。早く用意を」とワン・コーディ。
メイクの間も電話を握っているミナム。

「電話、来ないな……」
ミナムがつぶやいていると、シヌがやってくる。
「もうすぐリハーサルだ。電話ばかり持っていられないぞ」
「電話を待っているんです。私にとっては大切な電話なんてす。
お母さんの消息がわかるかもしれないんです」
「そうか。確かなのか?」
「まだわからないけれど、待っているんです。でもちょっといい予感もしているんです」
「予感と同じように、うまく行くといいな」

「シヌさん、ミナムさん、時間です。早く」
とスタッフが呼びに来る。
携帯電話を衣装のポケットに入れて部屋を出るミナム。

テレビ局のテラスで話をしているマ室長とミジャ。
「私はミナムに会って話がしたいのよ」とミジャ。
「ミナムが探しているのは、母親なんです。母親はどうしているんですか?」とマ室長。
言葉につまり、何かをごまかしているようなミジャ。

スタジオに向かう廊下を歩いているA.N.JELLのメンバー。
携帯を取り出し画面を見ているミナム。
それを見て、ちょっと気にしているシヌだが、何も言わない。
気づいたテギョンは、ミナムの手首をひっぱりテラスに連れ出す。
「コ・ミナム。携帯を渡せ」
と言うと、携帯を取り上げる」
「何をするんですか?」
「演奏中に携帯電話なんかに気を取られてどうする。
これが初めての舞台なんだぞ。全神経を集中させろ。
他のことなんて考えている場合じゃないぞ」

「ファン・テギョンさん。
私はもうすぐ出て行くかもしれません。
前に私を探していた人が見つかったんです。
お母さんの消息もわかりそうです」
「そうなんだ」
「これまでご面倒をおかけしました。全部ファン・テギョンさんのおかげです。
どうもありがとうございました」
「二度と会わずにすむなら、それは喜ばしいことだ」
「だから、携帯を返して下さい。いつ電話がきてもいいようにしておきたいんです」
「初舞台が終わるまではダメだ。舞台だけは最後まできちんとやり遂げろ。
完全に舞台を務めたら、携帯を返してやる」
わかりました。頑張ります。携帯を預けておきます」
そう言うと、テギョンをテラスに残し、スタジオに向かうミナム。

「これに連絡が来れば、コ・ミナムはいなくなるっていうわけか。
全くありがたい携帯だよ」
と言いながら、何か納得できない様子のテギョン。

ミナムの初舞台が始まる。
「次は新生A.N.JELLの登場です」
舞台で「相変わらず」を演奏するA.N.JELL。
演奏が終わり、アン社長は大絶賛。

「最高、パーフェクトだ、ファンタスティックだ、このまま突き進もう」
を連発。
言われつつテギョンの姿を探しているミナム。
「ありがとうございます。ところでテギョンヒョンニムを見ませんでしたか?

メイク室でミナムの携帯を見つめるテギョン。
「コ・ミナムがいなくなるというニュースはまだなのか?」
携帯にメール受信の知らせがあり、思わず確認するテギョン。

舞台が終わり、ざわざわしている控え室でワン・コーディがデジカメを片手にしゃべっている。
「テギョンはどこにいったのかしら? まだ写真を撮らなくっちゃならないのに。
記録写真を撮っておくわよ」
そこにやってきたミナム。
「ジェルミ、マ室長に電話したいので、携帯貸してください」
「……仕方ないな、ちょっとだけだぞ。本当にちょっとだけだぞ」
と念押ししながら携帯を貸すジェルミ。
携帯を持って部屋を出て行くミナムを見つめるシヌ。

テラスでマ室長に電話するミナム。
「マ室長、どうなりました?」
「メール、見てないのか」とマ室長。

メイク室では、テギョンがミナムの携帯に来たマ室長からのメールを見つめていた。
「お母さんのこと、見つけることは無理です……ごめんなさい」
携帯を見つめため息をつき、何か考えているテギョン。
メイク室から出る。

マ室長と電話で話しているミナム。
泣きそうになりながら話すマ室長。
「お母さんは見つけられない。死んでしまっているらしいって……」

呆然とするミナム。
ポロポロ涙をこぼす。
「コ・ミナム、用は済んだか?」
携帯を返してもらおうとやってきたジェルミ。
泣いているミナムを見つけ、うろたえる。
「どうした? どこか痛いのか?」
泣きながら、そのままそこに座り込んでしまうミナム。
「大丈夫か、そのまま待ってろ。誰か呼んでくるから、待ってろよ」
そう言ってテラスから立ち去ったジェルミと入れ違いに、ミナムを探して走ってやってくるテギョン。
泣いているミナムを見つけ声をかける。
「コ・ミナム」
「この世にいないそうです。もう二度とお母さんに会えない、お母さん……」
泣きながらテギョンに言うミナム。
どうしたものかと考えていたようだが、ミナムに近づくテギョン。

ジェルミはシヌのところに行き、コ・ミナムが変だと告げる。
「ヒョン、コ・ミナムが変なんだ。泣いている」
ジェルミの案内で走ってミナムの元に向かうシヌ。

テギョンはミナムの肩を抱き頭を抱き寄せ、肩を貸して泣かせてあげる。
そこにやってきたシヌはちょっとびっくりした表情をする。
たぶんシヌはこういうテギョンを見るのは、初めてだったはず。
さらに驚いた表情のジェルミ。
泣き続けるミナムに肩を貸すテギョン。
それを呆然と見守るシヌとジェルミのふたり。

つづく

美男〈イケメン〉ですね 第4話レビューはこちら

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美男〈イケメン〉ですね 第4話レビュー [韓国ドラマ「美男〈イケメン〉ですね」]

「美男〈イケメン〉ですね」4話を見ていると、シヌは完全にミナムのことを好きになっていますね。
ミナムがテギョンのことを好きになりかけていることにも、既に気づいているように思う。
でもミナムはまだテギョンのことを好きな自覚はないし、自分が女だということを知っているからという安心感で、テギョンといつも一緒にいる部分もあるのかなと。

シヌは、テギョンがミナムを女だと気づいているのかどうか、ものすごく気になっている感じです。
また、テギョンがミナムのことをどう思っているかとっても気にしていて、時々テギョンに対してものすごく挑戦的な目をするんですよね。
そこがものすごくいいのよね〜。

テギョンはまだ自分の気持ちに全く気づいていなくて、いきがかり上ミナムの秘密を知ってしまったので、面倒を見なければという気持ちも強いように思う。でも、テギョンもミナムのことを好きになりかけているよね。

お互いたぶん好きになり始めているのに、自覚がないのは、たぶん出会ってからの期間がまだ短いからだと思う。
「2週間後のアジアンフェスティバルでコ・ミナムをデビューさせる」という話が、2話にある。
4話の最後にアジアフェルティバルのシーンがあって、これが2週間後というわけ。
つまり、たぶん、A.N.JELLのメンバーがミナムに初めて会ってから、まだせいぜい3週間〜1ヶ月ぐらいしかたっていないということになるよね。
一目惚れではないので、ある程度好きになるのには時間がかかるのが普通。
ましてや最初は「男」だと思っていたわけだし。

でも、シヌはその辺り、結構敏感みたい。
たぶん、シヌはミナムの気持ちも、テギョンの心の中にミナムへの気持ちが芽生えつつあることも、この頃から全部わかっていたように思う。

そもそも、このドラマって、そんなに長い期間のことを描いているわけではないのよね。
1話〜15話までって、ほんの数ヶ月しか経過していないお話だろうし。
一体どのぐらいの期間なのかしら?
まあ、たぶん書いているうちにわかってくるような気もするけれど。

コンガル ヨジョン ですが、今後もテギョンはユ・ヘイのことを「コンガル 공갈」って呼ぶことが多いです。
元々の意味は「恐喝」なんですが、嘘とかニセとか、そんな感じの意味のようです。

ユ・ヘイはものすごくわがままな女の子。男性からかしずかれるのは当たり前。そんな自分が思い通りにすることができない男性がファン・テギョンなのよね。
それに優しいところもあるし。
だからこそヘイはテギョンにひかれたのだと思うけれど。

テギョンとユ・ヘイの会話は最終回までなかなかオシャレ(?)だと思います。
何というか、ミナム(ミニョ)との関係を見ていると、一瞬恋に奥手のように見えるテギョンなんだけれど、ユ・ヘイに対する態度や会話を見ていると、結構女慣れしてるなという気がしてくるし、ユ・ヘイが本当にテギョンのことを好きになってしまったという気持ちも、実はテギョンはちゃんとわかっているんですよね。
テギョンって、結構行動も衝動的だしさぁ。。。
なのに、なぜミナム(ミニョ)の気持ちになかなか気づかないんだって、突っ込みたくなってしまいますが。
ミニョがあまりにも鈍感純情な設定なので、テギョンも全くわけがわからない、というか、ミナムの考えが全く読めないのかもしれないですけど。
まあ、そのあたりがラブコメなんですが。
たぶん、テギョンって好かれることには慣れているけれど、自分が本当に好きになって追いかけたことがこれまでなかったんでしょう。
追いかける前に、偉そうに相手を捨てていたんですよね、きっと。

実は私は、ユ・ヘイと一緒にいるときのテギョンのことが決して嫌いじゃないんです。
何というか、ある意味テギョンとユ・ヘイって対等だし、言いたいことを言い合っているように見える。実はこういう関係が、将来的に男女の友情になっていく可能性を秘めてような気がするんだよね。
テギョンもユ・ヘイも、自分達のタレントという立場をしっかりとわかっていて、ファンの前で、それをきちんと演じることができるプロ。
だから、お互いのタレント生命を守るためには、ギリギリのところで、きちんと結束できる関係のように見える。
でもそうは言っても、ミニョに対するヘイの態度は、結構ひどい部分もあったけどね。
まあ、以上はあくまでも私の考えというか思いつきですが。

最終回で、本物のコ・ミナム(ミニョの兄)が、ユ・ヘイのファンで、彼女を口説いているという話が登場するのだけれど、ユ・ヘイも本当の愛を知ったら、たぶん少しは意地悪じゃなくなると思うのだけれど、どうなのかな?
でも、ミナムとヘイがうまくいったら、テギョンとヘイは義理の姉弟になっちゃう可能性があるわけで、本当に笑っちゃう設定だ。でも、ちょっと見てみたいぞ、それ。

美男〈イケメン〉ですね 第4話くわしいあらすじはこちら
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美男〈イケメン〉ですね 第3話レビュー [韓国ドラマ「美男〈イケメン〉ですね」]

釜山出身で、慶尚道方言を使っていたという設定のシヌ。
シヌがミナムの手を治療しながら方言を使う場面は大好きです。
シヌが本当に努力して、ソウルになじもうとした様子が垣間見えるから。

シヌとテギョンは仲が良いという設定ではないので(必要以外は無関心?)、たぶんこのメンバーは社長がオーディションか何かで選んで決めたのかもしれませんね(どこかにA.N.JELLの成立時秘話があるのかもしれませんが)。
テギョンはミナムの様子を聞くときに、ジェルミに電話しているし。

そうなると、指揮者と歌手の息子、都会的で才能あるテギョンと一緒にいても引けを取らないシヌは、元々才能があったとはいえ、かなり隠れた努力もしたのではないかと思うのです。

シヌの優しさって、家族に愛されて育ったということと(これは13話〜14話で、シヌとコ・ミニョのスキャンダルが出たときに、田舎の両親に挨拶に行くというシーンから推測)、田舎から上京してきて、都会でいろいろな挫折も経験して、人の傷みがわかるようになったところから発揮されているのかなって思いました。

3話での方言シヌと、A.N.JELLでの王子様シヌとのギャップがとてもいいですよね。
スターではない、普通の男性シヌが見られて幸せという感じ。
方言シヌには、ミナムもかなり驚いた顔をしているように見えます。

これがこの「美男ですね(ミナミシネヨ)」のすごいところかな……と。
アイドルスターの表の顔と、素顔が見られるんですから。
寝顔も、悩む姿も、恋する姿も、しかも、スターとして振る舞っているときの姿も見られる。
いやー、このドラマのおいしさって、こういうところなのかもっ。
自分がファンになったスターの素顔を見たいって思う人はきっと多いですもの。
そういう意味では「ラストスキャンダル」にも同じような面白さがあった。
まあ、こういう題材って、韓国ドラマだけではなく、結構数多く扱われてはいるけれどね。

余談ですが、私はあんまり素顔に興味がない派。
スターはスターとして、夢を見せてくれればよいのです。
だから、韓流ドラマでも、「○○」という作品の「○○」という役が好き。
っていう感じですね。
その役者さんの何でもかんでもが好きというのとは、ちょっと違うな〜。
ただ、作品を見て、その人の声が大好きになって、アルバムを購入するっていうことはあります。
「声」がツボに入る役者さんが好きなんだな、きっと。

ああ、でも見直していると、シヌもいいな〜。
本当に優しいし、いいな〜。
見れば見るほど、シヌのよさがわかってくるな〜。

後半、マ室長が、ミナムがテギョンを好きっていうのを知って、「他のふたりを好きになるならわかるけど、どうしてテギョン?」とびっくりするシーンがあるんだけど、わかる気がするよね。
シヌは紳士だしいい奴、でもテギョンはワガママで神経質……というような先入観も、ミナムはシヌが好きという勘違いにつながっていたんだろうね。

で、「개」=「ケ」=「犬」のことです。
犬を食べる話っていうのは、韓国ドラマに結構よく出てきますよね。
韓国でも賛否両論みたいなのが面白い。
最初に知ったのは、「サンドゥ、学校へ行こう!」だったと思う。
「補身湯」(ぽしんたん)という言葉が結構出てきたように記憶している。
元気をつけるために食べに行ったと言う人に対して、犬鍋を食べる人を信じられないといって拒否する場面があったような。

日本では水島新司の漫画、「ドカベン」に登場する坂田三吉のオババが、「赤犬の肉はうまい」と言うセリフがあって、犬を食べる人がいるんだ〜ってびっくりしたことが。
シルミドの呪い」の中にも「犬鍋を食べて、元気出そう」というようなセリフが登場していました。

あと、ジェルミがかじりかけのリンゴをミナムにあげるよというシーンがあるだけど、これは日本では登場しないように思う。
韓国ドラマにはひとつの鍋(鍋といっても鍋物ではなくて、ごはんとか)をみんなで一緒にスプーンなどですくって食べるシーンもよく登場するけれど、かじりかけのリンゴをもらってもあんまり嬉しくないな。
というか、かじりかけをあげたりもらったりする関係って、かなり近しい関係だと思うのだけれど、この辺りに、韓国人と日本人の、他人に対する距離感の違いが出ているようにも思う。
おおむね韓国の人の方が、他人に対する距離の取り方が日本人より近いように思う。
日本人だと1mぐらいっていう感じだけど、韓国の人は50cm?
まあ、こんなところにも文化の違いがあるなと。

3話では、ついに屈折しまくったテギョンの過去が登場しましたね。
捨てられるのが恐くて、最初から他人を受け入れないばかりか、自分から先に捨ててしまおうとするテギョンの考え方が、指輪の部分のやりとりによく描かれていました。
でも、ミナムは粘り強くテギョンの考え方を変えて行くんですね。
指輪が見つかりミナムに抱きつかれるテギョンですが、そんなにイヤじゃないかも……って思っている表情に見えます。
テギョンの冷たい仕打ちに対して、ミナムが粘り食い下がる……このふたり、敵対しているようですが、冷静に考えると、最初からとっても良い組み合わせとして描かれているんですね。
シヌとだったら、ミナムはシヌの優しさにあぐらをかいてしまう組み合わせになっちゃうかもしれないですよね。

★美男〈イケメン〉ですね 第3話あらすじ はこちら
あんまりにも長いんで、あらすじとレビューを分けました。
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美男〈イケメン〉ですね 第3話くわしいあらすじ [韓国ドラマ「美男〈イケメン〉ですね」]

ファン・テギョンに証拠の動画を見せられたコ・ミナム。
言い訳しようとするが、テギョンに聞き入れてもらえない。
その姿をたまたまそこを通りかかったジェルミは物陰から目撃してしまう。

「これを見せてアン社長に女だと伝える」と言うテギョンの手からプレイヤーを取り上げるミナム。
事務所のビルの中で追いかけっこになるものの、テギョンに追いつかれてしまう。
「バカじゃないか? そんなことをしてもおまえが女だという事実に変わりはない」と言われ納得するミナム。
ミナムの手からプレイヤーを取り上げたテギョンだが、勢いで手が滑り、プレイヤーはビルの下に停まっていたトラックの荷台の上に載ってしまう。

取りに行かされたミナムだが、運転手が戻りミナムを荷台に載せたままトラックが走り出してしまう。
必死に叫ぶミナムだが、運転手は音楽を聴きながら大声で歌いミナムの声は聞こえない。しかもトラックはこのまま高速に乗り釜山まで行くらしい。
泣き叫ぶミナムの目に、必死にトラックを追いかけて走るテギョンの姿が見える。
信号待ちしているトラックに「そのまま飛び降りろ」と叫ぶテギョン。
ミナムはふらふらしながらも何とか荷台に立ち上がり、下で待ち受けるテギョンに向かって飛び降りた。ミナムを抱き留めるテギョンだが、そのままふたりは道路に倒れてしまう。

ふたりは道路に転がり、テギョンの服は破け、さんざんだ。
「本当にありがとうございます。……痛いですか? 私どうしたらいいでしょう」
と言うミナムだが、テギョンは自分のあまりのみじめな状態に「これはドッキリカメラか?」と言い出す始末。ドッキリカメラの司会者の名前を呼んでみたりするものの、結局現実とわかりがっくりする。
混乱しているらしいテギョンに「テギョンさん、落ち着いて下さい」などと言うが、テギョンの怒りと混乱は増すばかり。
「俺は、俺は、こんな人間じゃない。俺は、そう、ああいう人間なんだ!!」
テギョンが指さし叫ぶ先には、街頭ビジョンに映し出された、携帯のCMに出演しているテギョンの最高に格好いい姿があった。
一生懸命に謝るミナムだが、テギョンの脳裏には、ミナムと出会ってから起きた数々の不吉な出来事がよぎっていた。
「どう考えてもおまえと関わると不吉だ。自分のことは自分で解決して出て行け」と言い残すテギョン。

ミナムはテギョンに知られてしまったことを、マ室長とワン・コーディに相談するが、全く頼りにならない解決方法しか出てこない。
とりあえず、テギョンしか知らないのだから、何とか謝りお願いするしかないと言うマ室長だが、ミナムは「社長にはマ室長から話してください。私はとりあえず出て行く準備をしておきますから」と言うのだった。

同じ頃まだホテル生活をしているテギョンは、足をひきずりながら帰って行くミナムの姿を思い出していた。
「あいつも相当痛かっただろうな……いやいや、関わらないようにしよう」

シヌ、ジェルミ、ミナムは車で宿舎に移動中。
車の中でジェルミに「テギョン兄貴と何かあったの?」と聞かれるミナム。
「…はい。私は事故多発地帯だそうです……」
元気なく答えるミナム。
「事故多発地帯だから、兄貴がミナムから逃げた? いくら何でも、そんなことはない」と叫ぶジェルミ。
心配そうなシヌ。

宿舎に帰宅後、テラスで、ミナムのケガの治療をしてあげるシヌ。
おどおどした様子のミナムに「座れよ」「手」と言うシヌ。
おずおずと手を差し出すミナムに、「いい子だ」と言いながら頭を撫でてあげるシヌ。
「ジェルミがジョリー(ジェルミがかわいがっている犬)をかわいがっているみたいだ」
シヌの言葉を聞き、「私はシヌさんにとって、犬と一緒のようなものですか?」とちょっと傷つくミナム。
ミナムの手を握ったままでシヌは会話を続ける。
「悪い意味で言ったんじゃないよ。おまえって、なんだか迷った子犬みたいなんだ。いつも見守って、面倒みてやらなくちゃならないような気がする」
「どっちにしろ、犬なんですね……」とますます落ち込むミナム。

シヌは慶尚道出身の男が方言のせいでソウルの女性にふられてしまった話をする。

注)゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛
どうやら慶尚道の方言は語尾に「〜나(〜な)」がつくようなのですが、
ソウルでは「〜니(〜に)」をつけるようです。
シヌが「よく眠れた?」という例で

잘 잤나?←チャルジャンナ(慶尚道の方言)
잘 잤니?←チャルジャンニ(ソウルの言葉)

というのを使っています。
他にもご飯食べたの方言とソウル語の比較も。

だから、家が近いの?と聞くときに、

ヌグチ(느그집 あなたの家)
ケージャンナ(개 잡나? 近いの?)

と慶尚道では言えばいいので、いつもの調子で「〜니」に置き換えて、

ノネチ(너네집 あなたの家)
ケージャンニ(개 잡니? 犬殺し?)

と言ってしまったらしい。
「개」=「ケ」って犬のことです。

注)ここまで ゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛

シヌは語り続ける。
「その女の子は、私の家では犬を殺して食べたりなんかしない〜!って、ものすごく泣いて大騒ぎになってしまったんだ。
すごく悲しい話だけど、そいつが俺(カガ ネダ)。」

「カが…なんですか?」とミナム。

「そいつが俺なんだ。(その女の子に)ふられちゃったから、それからソウルの言葉を必死に練習したんだ(←方言で言っています)」
シヌの方言を聞き、びっくりして目を丸くするミナム。
「わからないだろ?」とシヌ。
「ちっともわかりませんでした。他の人は知っているんですか?」
「これは秘密だ。ばらしたら殺すぞ」と冗談で慶尚道の方言を使い言うシヌ。

「これでオレ達の関係(ウリ サイ)は、犬殺しだな(ケージャンチ 近くなった)。
これからは、ヒョン(男性が兄、または兄的存在の男性をよぶ呼び方)と呼べばいい」
シヌの言葉にうろたえるミナム。
「じゃあ、オッパ(女性が兄、または兄的存在の男性をよぶ呼び方)って呼ぶか?」
もっとうろたえるミナムに
「シヌヒョンって呼べよ。ジェルミみたいに」
と優しく言うシヌ。
ミナムはシヌを「ヒョン」と初めて呼んでみるのだった。
ミナムの頭をくしゃっと撫でながら、「いい子だ」と言うシヌ。
テラスから立ち去りながら「また秘密をひとつばらしちゃったな」と楽しそうなシヌ。

上の階の窓から、そんなふたりの様子を見ていたジェルミ。
シヌとミナムの関係が変なのではと考える。
そこにミナムが現れ、ジェルミが落としたリンゴを拾ってくれるが、色っぽく迫ってくるミナムを妄想してしまう始末。
「あいつには何か明らかになってしないところがある。注意しなくっちゃ」とジェルミは考える。

部屋にもどり、兄の写真を見ながら涙ぐむミナム。明日、出て行く決意をしているようだ。
「みんなよくしてくれたけど、明日になったら、失望させちゃうだろうな。
お兄ちゃん、ごめんなさい。
お兄ちゃんの夢も守って、お母さんも探したかったけど、私が全部ダメにしちゃった。
院長先生は私にもっと広い世界を見なさいっていってくれたけれど、
私はここでは通用しないみたいです」

次の日。
事務所の前でA.N.JELLを待っているサユリ達にまじって、ひとりの女性がいる。
警備員に「A.N.JELLのコ・ミナムの叔母だから、コ・ミナムに会わせてくれ」と談判するが、全く取り合ってもらえない。

仕方なく、サユリ達と会話を始める女性。
女性はミナムの父の姉、ミジャだ。
有名になったコ・ミナムを訪ねてきたらしい。
「A.N.JELLには、どのくらい待っていたら会えるの?」
「1日中待っていても、会えるかどうか、わからないです」
サユリの言葉にがっくりするミジャ。
幼い頃のミナムとミニョと父親が一緒に写った写真を取り出し、「これをミナムに渡してあげたら喜ぶだろう」と言うミジャ。

一方、マ室長はアン社長に本当のことを話すことができず、教会で懺悔をしたらしい。
「神父にじゃなくて、社長に懺悔しなさいよ」
とワン・コーディ。
「ミナムはこれからシスターになろうとしていた人なんだから、社長もミナムが告白すれば、宗教人が告白したと考え、お許し下さるかも」
などと責任転嫁をするマ室長。

そんなマ室長とワン・コーディのそばを、ミナムがいた教会の院長とシスターが通りかかる。
「せっかくソウルに来たのですから、ジェンマ(ミナム)に会いたいです」
というシスターに
「ジェンマは今世の中に出ていこうとしているのですから、そのまま行かせてあげましょう」
と話す院長。

車で宿舎から事務所に移動しているA.N.JELLのメンバー3人。
テギョンはいつも通り、自分の車でひとりで移動している。
ジェルミの元にテギョンから電話が入る。
「コ・ミナムはどうしている?」と聞くテギョンを怪しむジェルミ。
「突然、コ・ミナムの心配? どうしたの?」

電話を切り、
「まだ話していないのか。一体何を考えているんだ?」
と言うテギョン。
ジェルミはテギョンの考えがわからず、シヌはミナムの様子をうかがい、テギョンはミナムの考えがわからない。ミナムは黙ったまま。

そうこうするうちに、車は事務所につき、車から降りた3人をファンが取り囲む。
たまたま席を外していたミジャは、ミナムに会うことができず、事務所の人間に写真を託し「私が待っていたと伝えて下さい」と言う。

社長に告白しようと決心したミナムは、社長を待っているが、そこに写真の入った封筒を渡される。
写真を見て驚いたミナムは、ミジャを探すために事務所を飛び出す。
事務所の下でミナムを待っていたミジャだが、知り合いからの電話(寄り合いでためていたお金を管理していた人が持ち逃げしたらしい)で、慌てて家に戻ることになり、地下鉄の駅に向かったらしい。

ミジャを追いかけるミナム。
ミナムが地下鉄の構内に入っていくのを見かけたテギョンは、ミナムを追いかける。
ホームの上で、コ・ミナムに気づいた女子高生達が騒ぎ始める。
「A.N.JELLだ〜」「A.N.JELLよ〜」
そこにやってきたテギョン。
「人を探しているんです」というミナムに
「見つかって人に囲まれたくないなら、やめておけ」と言う。

事務所に戻って、屋上で写真を見せながら話をするミナムとテギョン。
「この写真を持っていた人は、私たちのことを知っているんです。お母さんじゃなくても、何か消息がわかればそれでいいんです。お母さんの消息がわかるまで私をここにいさせてください」
「その人が見つかっても、おまえはここにいないだろう? すぐに出て行くと言った俺との約束を忘れたのか? お涙ちょうだいの過去を語られるのは大嫌いだ」
一生懸命テギョンに頼むミナムを、テギョンは冷たく突き放す。

ホテルに戻ったテギョンは、母親であるモ・ファランと遭遇する。
「私と会えるって期待していたんじゃないの?」
というファラン。
テギョンは「それは期待しすぎでしょう」と、ファランのことも突き放す。
「違っているならそれでいいわ」
にこやかに笑いながら立ち去るファランを見送りながら、広い大きな家で本やテレビに登場するモ・ファランを指でなぞりながら「お母さん」とつぶやいていた幼い頃の自分を思い出すテギョン。
「俺を捨てたも同然なのに、俺に期待するなんて、どうかしてる」
吐き捨てるように口にする。

同じ頃、アン社長と話しているミナム。
「話って何?」というアン社長に、
壁に貼られたテギョンのポスターに睨まれながら、
「私は…私は…、ここにいなくてはならない理由ができたので、一生懸命に頑張ります」
と宣言するミナム。

ホテル内の庭園をランニングしているテギョンの元にやってくるミナム。
「私にとってはとっても切実なことなので、すがりにきました。私達を育ててくれた人がくれた私にとって世界一大切な指輪を、テギョンさんに預けます。だから私を信じてここにいさせてください」
「そうまでしたら、母親が見つかると思うのか?」
「必死に探せば見つかると思います」
ミナムの答えを聞き、
「それじゃあ、探せるかどうか試してみよう」と言いながら、テギョンは受け取った指輪を池に向かって投げてしまう。

「一度捨てたら終わりなんだよ。おまえの母親もおまえを捨てて終わり、指輪も捨てられて終わり。これでコ・ミナムだって終わりだな」

怒ったミナムはテギョンを突き飛ばし、宣言する。
「大切な物だって言ったじゃないですか!! 絶対に探し出します」
「探せるものなら、探してみろ。指輪を探し出せたら、おまえのこと認めてやる」
テギョンの言葉を聞いたミナムは、池に入り指輪を探し始める。

部屋に戻り、「捨てたら終わりだってこと、俺が教えてやったんだ」と捨てゼリフを吐くテギョン。
夜になっても探し続けるミナムを見ながら「あいつバカじゃないのか?」とあきれるテギョン。
物陰から眺めているテギョンの掌には指輪が。
テギョンは投げ捨てるふりをしただけだったのだ。
次の日の朝になっても探し続けているミナムを見て、思わず駆け寄り声をかけるテギョン。
「その指輪はここにあるぞ」
池からあがってきたミナムはテギョンに言う。
「見つけた。私が見つけました。私のことを信じないで、ファン・テギョンさんの心の中に隠してあった物を私が見つけました」
「そうだ、おまえが見つけたんだ」
ミナムはいきなりテギョンに抱きつく。
「本当にありがとうございます」
しがみつくミナムを離そうするが、全く引き離すことができないテギョン。
「俺はここでは結構有名人なんだ」と言いつつ、ミナムをしばらく抱きつかせておいてあげるのだった。

部屋のお風呂を貸し、洋服も貸すテギョン。
ホテルを引き払い、宿舎に戻る決心をしたようだ。
「これから一生懸命に努力します、ヒョンニム」と言うミナム。
「秘密は守ると約束する」とテギョン。

宿舎に戻り「よろしく」と犬のジョリーに挨拶するミナム。
そこにやってきたテギョンに「水泳の撮影があるぞ」と言われドキドキのミナム。

プールでアルバムのジャケット撮影をしているA.N.JELL。
洋服を着ての撮影だったので、一安心のミナム。
今回のコンセプトは、水の中で眠っている姿や、水の中から生まれるということらしいのだが、ミナムはなかなか上手にできない。

疲れ果てているミナムにホットミルクを持ってくるシヌ。
「初めての撮影は、緊張してうまくできなくて当然だよ」
「シヌヒョンも、以前にそんなことあったんですか?」
シヌは初めての撮影のときの失敗談を語り始める。
ワインの飲む撮影で、「ワン・ショット」を自分だけ撮るということを理解できずに、ワインを一気飲みしてしまったというのだ。
「また秘密をひとつばらしちゃったね。でも距離が縮まっただろう?」
「はい縮まりました(개 잡아요 ケージャンパヨ)」
と、ふたりにだけ通じる「近くなった」という意味の言葉を使う二人。

その様子を柱の陰から見ているジェルミ。
「シヌヒョンは、ただ単に周りに親切なだけだから……」
と二人の関係を妙に思っている。

プールサイドでミナムに話しかけるテギョン。
「男らしく、水着1枚になったらどうだ。いや、おまえは体に自信がないんだろう?」
と意地悪を言っている。
またまた物陰から見ているジェルミはテギョンとミナムの関係も心配している。

撮影が終わり、着替えを渡されるミナムだが、今日の撮影にはマ室長もワン・コーディもいないので、どこで着替えたらいいものか悩んでしまう。
更衣室ではテギョンがミナムを探している。
「一体どこにいるんだ? 当然ここ(男子更衣室)には入って来られないよな」

シヌもミナムが気になる様子。
ミナムを探しに行こうとするが、ジェルミに止められる。
「コ・ミナムを探してるの? コ・ミナムのことで話がある」

結局灯りの消えたプールサイドで着替えをすることにしたミナムだが、着替えの途中で忘れ物を取りに戻ったスタッフがプールの灯りをつける。
慌てたミナムは、隠れるために、プールの中に飛び込んでしまう。

なんのかんの言ってもやはり心配したテギョンは、プールサイドにミナムを探しにやってくる。
プールの中から空気が上がっているのを見つけ、そこにミナムがいることを知ったテギョン。
スタッフが帰らないので、なかなかミナムを助け上げることができない。
「もう1分になるぞ……」
スタッフがようやく帰ったものの、あまりに長い間潜っているミナムを心配したテギョンは、ミナムを助けるためにプールの中に飛び込む。
気を失いかけたミナムの目に、誰かが泳いでくるのが見えた。
「院長先生、あれは天使ですか?」
沈みかけたミナムの手をテギョンが掴んだのだが……!

つづく

★美男〈イケメン〉ですね 第3話レビュー はこちら
あんまりにも長いんで、あらすじとレビューを分けました。
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美男〈イケメン〉ですね 第2話くわしいあらすじ&レビュー [韓国ドラマ「美男〈イケメン〉ですね」]

歓迎パーティーでシャンパンを飲み過ぎてしまったコ・ミナム。
朝起きると、メンバー達と一緒に眠っているので慌ててしまう。
唇が切れているし、服にも汚れが。
昨日の記憶を一生懸命思い出そうとしたところ、自分が酔っ払って屋上のベンチから落ちてしまった拍子に、メンバーの誰かと倒れたはずみに唇同士がぶつかってしまったことを思い出す。

誰だったか確かめるために、まずはジェルミと会話するミナム。
オレンジを食べていたジェルミは、彼女の頬を掴みながら説教を始める。
そこでミナムはしてはいけない人にしてはいけないことをしてしまったと怒鳴られてしまう。
掴んだお肌がすべすべだったことを妙だなと感じつつ、気持ち悪がるジェルミ。

次にハーブティーを入れているシヌの元に行くミナム。
自分の唇を思わせぶりに指先でなぞるシヌを見て、この人としちゃったのかもと思うミナムなんだけれど、そこにジェルミがやってきて、ファン・テギョンとキス状態になってしまったうえ、吐いてしまったことを知る。
「豚から糞をかけられたようなものだ」と、ジェルミ。
潔癖症のテギョンは、あまりのことに気絶してしまったらしい。
昨夜の真実を知り、青ざめるミナム。

同じ頃、ファンクラブ会長のサユリが、ネットカフェでA.N.JELLの新しい情報がないかチェックしていると、昨晩の様子が動画でアップされているのを見つける。
ジェルミがテギョンを背負い、シヌがミナムの肩を抱きかかえ車に乗っていく様子だ。
こんなことがおきるのは、新メンバーのせいだとアンチ新メンバーを決意するサユリ達。

一方テギョンは、鏡を見ながら、昨夜の忌まわしい記憶を振り払おうとしていた。
そこにミナムがハーブティーとキャンドルを持って謝りにやってくる。
「すぐに出て行け。俺は最初に嫌いだと思ったヤツは、ずーっと嫌いなんだ」
「これからもおまえは俺にイヤなことをし続けるだろう。出て行け、このゲロ小僧!」
と怒鳴りまくるテギョン。テギョンはそのままシャワーを浴びに行ってしまう。

しかしシャワーを浴びながら、言い過ぎたことを反省している様子。
「俺が気分がすっきりするまで待っていればこんな言い方をされないのに」
どうやら、いつも言い過ぎてしまう自分を、テギョンは知っているようだ。

体についてしまったゲロの香りに、シャワー室で「ひどい匂いだ」を連発するテギョン。
「キャンドルは匂いを消しますよ〜」と言いつつ、まだテギョンに謝ることができないので部屋から出るに出られないミナムは、床に落ちたキャンドルのロウを指で落とそうとして、その熱さにびっくりした瞬間、腰でテギョンの部屋の棚を倒してしまう。
荷物が散乱し、ミナムは棚を支えたまま身動きがとれない。
なのに、エアコンのリモコンが棚から落ちた拍子にスイッチが入ってしまい、風によって楽譜が舞い、キャンドルの炎に触れそうになる。

「どうしよう、どうしよう」と慌てるミナム。
足を伸ばしてもリモコンに届かない。
息を吹きかけても効果無し。
「そう、水よ、水」というわけで、唾でキャンドルを消すことを思いつく。

「ようやくさっぱりした」とシャワーを終えたテギョンが見た光景は、部屋に唾を吐くミナム。
「俺の部屋に唾を吐いたのか?」
テギョンがミナムに倒れかかっている棚を元に戻し、怒りのあまり文句を言っていると、棚の上にあったトロフィーが落ちてきてミナムに当たる。
気を失ったミナムを目の前にして、うろたえるテギョン。
間が悪いことに、そこにマ室長、シヌ、ジェルミがやってくる。
自分がやったんではないと、一生懸命言い訳をするテギョン。

マ室長に付き添われて救急車で運ばれるミナムだが、途中で意識が戻り「病院に行くと女だとばれちゃいますよ」とマ室長に告げる。
結局救急車から降ろしてもらい、ミナムは公園でマ室長に治療をしてもらう。

一方、テギョンがやったのではないとアン社長に説明してもらいたいテギョンは、ミナムを探しに病院に行く。
ミナムの様子を心配しているようでもある。
テギョンは病院でミナムを探すが結局見つけることができない。
マ室長に電話すると「今病院で治療中」だと言う。
テギョンはミナムに替わってもらうが、タイミング悪く卵売りのトラックがやってきて、テギョンに聞こえてしまう。
咄嗟に混線を装うマ室長だが、テギョンは「嘘っていうわけか」と言って病院から立ち去る。

事務所に戻ったミナムとマ室長を待ち受けていたのは、ナラ日報のキム記者。
テギョンとコ・ミナムの仲について聞きたいという。
ミナムのケガを見つけ、テギョンに殴られたのではと言いがかりをつける。
事務所に戻って来たテギョンは、その様子を見て、また事務所から出て行ってしまう。

ネットでは、ミナムがテギョンに殴られたという噂が広まってしまい、サユリ達は、コ・ミナムはメンバーに必要ないと事務所の前でデモを行う。
おかげでテギョンもミナムもインターネットの検索ワードは上昇するが、ミナムは落ち込むばかり。

家に戻ったミナムに、愛犬ジョリーをけしかけるジェルミ。
ジョリーはミナムを舐め回す。
「テギョンヒョンの部屋を片付けろ」と言いつつ、リンゴをかじりながらいたずらっ子のような笑いを浮かべるジェルミは、ふざけてミナムに後ろから抱きつくが、ミナムに激しく抵抗されてしまう。
「変なヤツ、ちょっとふざけただけじゃないか」
と腹を立てながらも戸惑うジェルミ。

ミナムは次にシヌと廊下で遭遇する。
「大丈夫か?」
と傷口に手を伸ばしかけるシヌだが、逃げるような仕草をしたミナムを見て、その手を引っ込める。
「あんまり身構えない方がいい」
と忠告するシヌ。
シヌはこのとき既にミナムが女だということに気づいていたのだ。

テギョンの部屋を片付けに行ったミナムは、散乱しているCDやDVDのほとんどがモ・ファランという1980年代の大スター女性歌手のものだということに気づく。
「ファンなのかな?」と思うミナム。
そしてモ・ファランと子供時代のテギョンらしき男の子が一緒に写っている1枚の写真を見てしまう。

そこにやってきたテギョンは「見るな」と叫ぶ。
「何にも見てません」とミナムは言うが、テギョンはミナムの手を引っ張ってダイニングに移動する。

丁度アン社長が来ていて、シヌ、ジェルミ、マ室長がいる前で、
「こいつ(ミナム)を宿舎から追い出してくれ。追い出さないなら、俺が出て行く」
と宣言するテギョン。
宿舎から出て行ってしまうテギョンに頭を抱えるアン社長。
テギョンの後を追いかけるものの、引き留めることができず落ち込むミナムを、有名になったらお母さんが見つけ出してくれるよマ室長が慰める。

喫茶店で話をしているおばさん軍団。
どうやらこの中のひとりが、ミナムの叔母らしい。
死んだ弟の双子の子供達を、昔ちょっとだけ面倒を見たことがあるらしい。

一方ホテルを宿舎代わりにしたテギョンは、モ・ファランと顔を合わせていた。
モ・ファランはどうやらテギョンの母親のようだ。
話しかけるモ・ファランを冷たくあしらうテギョン。
「昔はあなたのほうが有名だったから、私のほうが遠慮をしていましたが、今は私の方が有名ですから、困るんです」

事務所ではミナムのデビューに関する会議が開かれていた。
2週間後のアジアンフェスティバルで、コ・ミナムを正式デビューさせると言うアン社長に、もう少し先の方がいいとうろたえるマ室長とワン・コーディ。

宿舎から出かけるミナムを屋上からそっと見守るシヌ。
このまま様子をうかがうつもりのようだ。
そこにジェルミがやってくる。
「あいつ、この間テギョンヒョンが宿舎を出て行ったとき、泣いていたんだ。女みたいなヤツだな」
それを聞き、やっぱりと思うシヌ。
歓迎パーティーの日、会場のクラブの屋上で酔っ払ったミナムを抱きかかえたとき、近距離でミナムを見て、疑問を感じたらしい。また、よろけたミナムを抱えたときの感触で、ミナムの胸元が男ではないことがわかったようだ。

結局アジアンフェスティバルに向けて、ミナムは写真撮影に、ダンスの練習に、とても忙しい日々を過ごすことになってしまう。
心配するワン・コーディに
「逃げ出したら本当の罪人になってしまうから、オッパが戻ってくるまで辛いのは耐えます」と言うミナム。

アンチコ・ミナムの運動は続き、ホテル生活を送っているテギョンは、ネットでファン達のコ・ミナム新メンバー加入反対運動を知る。

そんなとき、アン社長から連絡が入る。
パソコンのウェブカメラ機能を使い、社長と会話するテギョン。
社長はアジアンフェスティバルには参加しろとテギョンに告げる。
会話中に、キム記者がやってきたからと中座する社長は、テギョンにまだ通話は切るなと言い残し部屋を出て行く。
アン社長は退出するときに、携帯電話を取ろうとしてパソコンの角度を変えてしまう。

画面を見守るテギョンの目に、ミナムとワン・コーディの奇妙な様子が映し出される。
ミナムのジャージに手をかけるワン・コーディを見て、最初よからぬ想像をしたテギョンは焦って飲んでいた水を吹き出してしまう。
ワン・コーディとミナムは2個のスーパーボールを使い、女にはないタマをジャージの中に作ろうとしているのだが、部屋の電気が消され、一体何をしているのかが、テギョンにはわからない。
しかし会話を聞くうちにミナムが女だということを知り、テギョンは咄嗟にパソコンの録画機能を作動させる。

車を飛ばしてダンスの練習に向かうテギョン。
アン社長に
「今練習場に向かっている。確かめたいことがある」
と電話で話すテギョン。

練習場でミナムと遭遇したテギョン。
「お久しぶりです。お元気でしたか?」
と挨拶するミナムをみんなが見守る前で抱きしめるテギョン。
そこで女だと確信を持ったテギョンは
「コ・ミナム……おまえ……!」
と言いかける。
そこにアン社長とキム記者が入ってくる。
抱き合った様子は、ミナムとテギョンの仲直りという記事になるようだ。

社長に「ミナムを追い出してくれ」と話すテギョンだが、女だということまでは伝えることができない。

ダンスの練習後のシャワー室。
いつも人目を避けて女だとばれないようにみんなとは別のシャワー室を使っているミナム。
ミナムがシャワーするところに遭遇したことがないジェルミは、「あいつ不潔だ」と言う。
「どうやってシャワーしているんだろう」と心配するシヌ。
ところが今日は、シャワー室の故障により、他のメンバー達と同じシャワー室を使うことになってしまう。

男性の裸体に固まってしまうミナムだが、院長シスターがミナムの妄想の中で、「天使はみんな裸だから恥ずかしいことはない」と教えてくれる。
しかし、その妄想から現実に引き戻したのがジェルミ。
「コ・ミナムもこれからシャワー浴びるのか?」←いたずらっぽいジェルミの表情がたまりません!
ジェルミの裸体を見て、またまた固まるミナムに、シヌが頭からそっとタオルをかぶせてくれる。
「早く出ろ。おまえがいたら、俺がシャワーできないだろ」
と優しく言う。

シャワー室を出たミナムは、廊下で腕組みをし険しい表情をしたテギョンと遭遇する。
「おまえ、ばれてるよ。おまえ、全部俺にばれちゃってるんだよ」

さて、どうなるミナム……!

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〈ここよりレビュー〉

このドラマ、結構手をつなぐという行為が重要。
思えば1話でも会議室からスタジオにミナムの手を引っ張り移動したテギョン。
2話でも自分の部屋からダイニングに手を引っ張り移動。
何かあるたびに、ミナムの手を握り、引っ張っていってるんだよね。
最初は怒りにまかせてなんだけれど、だんだんとそうじゃなくなっていくというわけだね。
そもそも、「俺に触るな、特に急に触られのは我慢できない」とか言っておきながら、ミナム(ミニョ)に自分から触るのは平気だったわけで。
最終回で、テギョンがミナムの手を握った感触で、ミニョだと気づくシーンがあるけれど、この第1話から登場する手つなぎが結構伏線になっているのかも。

あと、女かどうか確かめるために、ミナムを抱き寄せるテギョン。
この行動だって、考えてみれば面白い。
潔癖症とか、いろいろ言ってはいるものの、生理的に最初からミナムのことは受け入れていたのかなって思うんだよ。
まあ、ユ・ヘイのことも抱き寄せたりしてるから、自分からはいいのかもしれないけれど。

一方シヌは、第2話の最初から、ミナムが女だということを知っているというわけよね。
まあ、2番手の男(シヌ)が先に気づくっていうのが、こういうお話の常だけど、このドラマのすごいところは、1番手の男(テギョン)もすぐにヒロインの正体に気づいちゃうというのが新しい気がした。第2話の終わりのほうで、テギョンは気づくわけだから。

コーヒープリンス1号店と違うのは、ここだよね。
「ミナミシネヨ」ではすぐに女だとばれて、でもそれをみんなでかばい合って隠し合うわけ。

ドラマに突っ込んでも仕方がないと思いつつ、シヌがもっと早くミナムが女だと知っていると伝えたら、どういう展開になったんだろうって思うよね。
そうなったら、ミナムはシヌのほうが好きになっていたかな?

いや、無理だろうな。

このドラマで一番境遇が似ているのはミニョとテギョンなんだよね。
シヌはおそらく家族の愛情に恵まれて育っているはずだから、愛に飢えていないのではないかと思う。
やはり育った環境が似たもの同士のほうがうまく行く確立は高いわけで、そう考えると、ミニョとテギョンの方が設定上もお似合いなんだよね。
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美男〈イケメン〉ですね 第1話くわしいあらすじ&レビュー [韓国ドラマ「美男〈イケメン〉ですね」]

よく晴れた日、教会で厳かにミサが始まっている。
シスター2人が会話している。

「ジェンマはどうしたの?」
「今日も走っていると思います」

ミサに今日も遅刻し、よろめきながら走る若いシスター。
おそらくジェンマと呼ばれた見習いシスターだ。
神父様のお話中に、教会にさりげなく入り、ほっと一安心したところ、ひとりの少女がプレイヤーで何か見ていることに気がつく。
そっと注意したジェンマだったが、少女は聞き入れようとせず、プレイヤーの音量をあげてしまう。
少女に近づいたジェンマは彼女からイヤホンを奪うものの、イヤホンがプレイヤーからはずれて、音が教会中に鳴り響いてしまう。頭を抱えるシスター達。どうすることもできないジェンマは、プレイヤーの上に覆い被さる。


韓国のみならず、アジアで大人気のバンド、A.N.JELL(エイエンジェル)。メンバーは3人。コンサート会場はいつも熱心なファンで満員だ。
コンサートを終え、移動するA.N.JELLのメンバー達。
コンサート中の華やかな笑顔とは違い、むすっとしているリーダー風の男。

メンバーの会話と、車の前席に座っている男・アン社長の話から、リーダー風の男の名前はファン・テギョン。彼は喉を痛めていて、しばらくコンサートで歌ってはいけないということになっているらしい。
「歌手が歌を歌わなくて、どうしろというんだ」
と毒づくテギョン。
そのためにもうひとりボーカルを入れる予定だとアン社長は告げるが、メンバー達は、面白くなさそうな顔。

一方ジェンマは教会の庭にある石像を掃除していた。みんな裸体なので、ちょっと恥ずかしそうだ。掃除しながら、思わずA.N.JELLの曲を鼻歌で歌うジェンマ。少女のプレイヤーから流れた曲が耳に残っているらしい。

そこにジェンマを見張っているサングラスの怪しい男が登場する。
1枚の写真とジェンマを見比べている。

ローマ行きのチケットを購入するために、スクーター(ピンクで色がかわいい)で出かけるジェンマのあとを、車でつけている怪しい男。

そのころアン社長は、A.N.JELLの新メンバーがコ・ミナムという名前で、ミラクル・サプライズだと会議で説明していた。秘書風の男は、「ちょっと女っぽい感じですね」と言っているが、アン社長は、コ・ミナムを大絶賛。

同じ頃、後をつけられていることに気づいたジェンマは、近づいてきた怪しい男に蹴りを入れ逃げ出す。
逃げ続けるジェンマだが、
「コ・ミナムが大変なんだ」
という男の一言で、ようやく話を聞こうとする。

男の話によれば、ジェンマ(本名コ・ミニョ)の双子の兄、コ・ミナムが韓国のみならず、アジア最高のアイドルグループA.N.JELLのメンバーに選ばれたのだとという。それはものすごいことだと男は力説するが、世間から離れた生活をしていたジェンマは、A.N.JELLさえも知らない様子。

男の話によれば、ミナムは今日、契約書にサインをしなければならないのだが、ちょっと問題が出てしまい、契約場所に行くことができないというのだ。だからミナムの身代わりにジェンマがサインをしてくれないかと言い出す始末。

結局、兄(オッパ)のためだと、身代わりを引き受けたジェンマは、怪しい男=A.N.JELLのマネージャー、マ・フニ室長に連れられて、A.N.JELLの所属事務所A.Nにやってくる。

事務所の前にはファンがたくさん群がり、メンバーのことを待っている。
A.N.JELLというバンド名だけあって、天使の羽をつけ、羽の形のうちわを持っているファン達。ジェンマはファンクラブの会長サユリに、シスターの衣装もいいアイディアだと言われてしまう。

そのとき、メンバー達が帰ってきて、ファン達は一斉に車のほうに駆けだしていく。
誰かが落としたうちわを拾い、メンバーを眺めるジェンマ。

むすっとした顔つきだが、カリスマ性を感じさせるファン・テギョン。
満面の笑みを浮かべるジェルミ。
そして上品な微笑みのカン・シヌ。

ジェンマは目を奪われたまま、全く身動きが取れなくなってしまう。
「私、今日、天使のように美しい3人に出会いました」
そんなジェンマのうちわに、笑顔でサインしてあげるジェルミ。

そこにマ室長が男性服を持ってやってくる。
変装したジェンマは着心地が悪そうだが、そのままアン社長の元に連れて行かれる。
サインを終えたミナムがいる部屋に、ボーカル&ギターのファン・テギョンがやってくる。
じっくり品定めをするかのようにジェンマを見つめたテギョン。
テギョンの
「おまえ、そんなにすごいのか?」
という問いかけに、思わず頷いてしまうジェンマ。

テギョンはミナムの手を引っ張り、そのまま他のメンバーがいるスタジオへ連れて行くと部屋の鍵をかけてしまう。

「おまえがコ・ミナムか?」と、肩に手をかけるベースのカン・シヌ。
「思ったより、小さいヤツだな」と、ドラムのジェルミ。

突然、テギョンに「歌ってみろ」と言われるジェンマ。実際の歌を聞いて、メンバーとして受け入れるかどうか、決めると言うのだ。
「アン社長があれほど絶賛しているんだから聞いてみたい」とカン・シヌ。
「すごいんだろ、歌ってみろよ」とジェルミ。

扉の外では、アン社長とマ室長が、扉を開けろと怒鳴り続けている。
「歌手になりたかった夢を思い出せ」
とも叫んでいるマ室長。

いつまでたっても歌い出そうとしないミナムを見て「ダメだな」と契約書を破ろうとしたテギョンの前で、ようやく歌う決心がついたジェンマは賛美歌を歌い始める。
澄んだ高いキレイな声に、あっけにとられるメンバー達。

鍵を調達して、部屋に入ってきたアン社長に、契約書を返し出て行くテギョン。
ジェンマの腕にそっと手をかけ、優しく微笑み、出て行くカン・シヌ。
「すごい美声だったな。オレ、鳥肌たっちゃったよ。テギョン兄貴も認めたみたいだから頑張ろう」と陽気なジェルミ。

シスターの格好に戻ったジェンマは、緊張したけど、契約もなんとかなったので、私はローマに行くとマ室長に告げる。しかしここで初めて、ミナムが整形手術の手直しのため、まだしばらくアメリカから戻ってこられないので身代わりを続けて欲しいと言われるのだった。
その夜、どうしてもローマに行くと言い張るジェンマに、院長シスターはジェンマにはまだいろいろな道があるはずだと説くのだった。

それでも、ジェンマはローマに出発するために、空港にやってきていた。
同じ日、A.N.JELLのメンバーも日本への仕事のために空港にやってきていた。
ジェンマはテギョンとぶつかり、チケットを落としてしまう。
テギョンと気づいたジェンマは、慌てて顔を隠し、テギョンの落としたプレイヤーを拾ったまま、逃げてしまう。

A.N.JELLのメンバーはチケットの持ち主であるシスターを捜すが、ジェンマは逃げ回るしかなく、結局ローマ行きチケットはテギョンが持ったまま、時間切れとなってしまう。
ローマ行きの飛行機を見送ったジェンマは、テギョンが落としていったプレーヤーの音楽を聞く。

ジェンマを探しに来たマ室長と会う。
「なぜミナムが歌を歌おうと思ったか、知ってるか? お母さんを捜すためだ。歌っていれば、お母さんが見つけてくれるかもしれないからだ」

幼い頃、親がいないことでいじめられた思い出が蘇るジェンマ。
「父親は作曲家、母親は歌手、だから自分も絶対に歌手になる」と言っていた兄のことを思い出す。

次の日、コ・ミナムがA.N.JELLの新メンバーに加わる記者会見会場にジェンマはやってきていた。
「私、今からコ・ミナムになる」
化粧室で髪を短く切り、胸にさらしを巻いて男装をするジェンマ。
メンバーや社長、大勢の記者が集まる中、白い衣装に身を包み、男装をして登場するコ・ミナム。
ミナムの様子をじっと見つめるマ室長は、涙を隠すために、サングラスにかけかえていた。

そのテレビ中継をじっと見つめている女性がいた。
テギョンとミナムを見つめ、「大きくなったわね」などとつぶやいている。

コ・ミナムはメンバー達が一緒に暮らす家に引っ越してきた。広い家の中を見て回るコ・ミナム。
テギョンの部屋に入り、空港で拾ったプレーヤーを引き出しの中にそっと入れる。
部屋から出ようとしたところ、テギョンが戻ってくる気配を察し、咄嗟にトイレに隠れてしまう。

照明の角度が変わっていることに気づいたテギョンは、トイレに入りミナムを発見する。
慌てたミナムはビデの操作を間違え、たっぷりと水を浴びてしまう。
「ビデでシャワーか?」
あきれたように言うテギョン。
「本当にすみません」と恐縮するミナムに、テギョンは注意事項を告げる。
「ひとつ、俺の体にさわるな。ふたつ、俺の部屋に勝手に入るな。みっつ、俺の物にさわるな」
「すみません」とミナムが出て行った後、「ビデの威力に注意しなくっちゃ」とつぶやくテギョン。

ミナムの歓迎パーティーが開かれることとなった。
会場は大盛り上がり、アン社長をはじめメンバーやスタッフも勢揃い。
テギョンは相変わらずむすっとした顔をしている。

会場で、ミナムはマ室長からワン・コーディ(コーディネーター=スタイリスト)を紹介される。彼女はマ室長の友人で、ミナムが女性だという秘密も知っているから大丈夫だという。
飲み慣れないお酒(シャンパン)を飲んだミナムは気分が悪くなってしまう。

ふらつくミナムをまず心配するのがジェルミ。
「男子トイレはこっちだよ」
と教えてあげるし、ふらふらしているミナムを見て、「心配だな〜」ってつぶやいている。

屋上に行けば風が気持ちいいと教えるのがシヌ。
「ちょっと待ってて、お酒を冷ますためにコーヒーを取ってくる」
と言って、ミナムの元から立ち去るシヌ。

酔っ払っているミナムは、ひとりでふらふらしながら屋上にたどり着くと、そこには先客のテギョンがいた。
テギョンがいることに全く気づかないミナムは、手すりから下にむかって、吐こうとするが、それをテギョンが止める。
「大丈夫か? トイレに行ってこい、早く」
と言ったものの、間に合わない状態だというのを悟り、まずは紙コップをさしだし、次にペットボトル、そして、花が入っていた鉢植えの鉢。

テギョンが差し出した鉢に吐くミナム。
ようやく気分がよくなったミナムと、この状況に何も言うことができないテギョン。
そこにミナムを心配したシヌとジェルミがやってくる。

全員がそろったねと言うジェルミ。
「これから面白くなりそうだ」というシヌに「面白くなるか、最悪になるか、見てやろうじゃないか」というテギョン。

相変わらず酔っ払ったままのミナムは、手すりのそばのベンチの上に上り、「空が近い〜」などと脳天気なことを言ったあげく、よろめいてベンチから落ちそうに。
それを支えるために駆け寄るメンバー3人。

「院長シスター様、私はとっても不思議な夢を見ました。そこはとても美しい場所でした。私たちの聖堂の前にあったダビデ、ジュリアン、トマスと一緒にいました。ここは天国ですか?」

************************************************************************************************************************
〈ここよりレビュー〉

いやー、思っていたよりも長くなってしまいました。
この調子で全16話書いたら、ちょっと大変だなぁ。。。挫折しちゃうかも?

書いてみてわかったけど、テギョン、なんのかんのいいつつ、優しいじゃない。
第1話からさ。
だって、ミナムのゲロをきちんと受け止めてあげてるしさ。
この行動って、後になって、ユ・ヘイとのスキャンダルが出ることがわかっていて彼女をかばう行動にもつながっているように思う。
テギョンって、口では冷たいことを言っているけれど、困っている人を見るときっと見捨てておけない優しさを持っているんだよね。
育った環境もあって、他人との距離の取り方が決して上手なわけではないけれど(はっきり言って下手)、いざというときは、自分の我を通すよりも、周囲のバランスを考えて状況に対処する判断力も持っているんだと思う。
だから、シヌとコ・ミニョのスキャンダルが出たときも、テギョンはシヌに対してどこか面白くないと思いつつも、結構自分を抑えているように思う。
でも15話で、自分のことばっかり考えてって…ミニョに言われちゃうんだよね。
それは臆病で、相手にぶつからないからなんだろうけれど。

このドラマ全体を通して、愛の伝え方が下手な人たちがたくさん登場する。
そもそも、愛を伝えるという行動は、それぞれがそれぞれの性格に合わせたやり方しかできないわけだ。
これはドラマだから、はたからみていて、シヌのまどろっこしさにイライラしたり、あまりに鈍感なコ・ミナム(コ・ミニョ)にあきれたりするけれど、日常生活の中には、多かれ少なかれこんなことは転がっているような気がする。
そういうことを極端に描き出して見せているのがこのドラマのような気がしてくる。

見ていて、うまく気持ちを伝えられなかった若き日を思い出したり、こうすればいいんだと学習したり、そんなところが面白いのかなと感じつつある。

このドラマは、テギョンとミナムを始めとする「愛の伝え方がわからない人たち」が愛を知り、成長していく姿を描いた物語なんだろうと思う。
だから、既に「愛」というものが多少なりともわかったような気になりつつある、ある程度の年齢層が見ると、何となくあの頃の甘酸っぱい感情を思い出し、ついついニヤニヤしたり、イライラしたりできてしまうように思う。

それに、A.N.JELLの三人三様の描き方はわかりやすくていいよね。
某サイトに、脚本のホン姉妹のインタビューが載っていて、「キャンディ・キャンディ」の話が出ていた。キャンディは原作者と漫画家が著作権でもめて絶版になってしまったため、知らない人も多くなりつつあると思うけれど、私はまさにキャンディ世代といってもいいと思う。
考えてみれば、あの漫画も、キャンディが登場する男どもみんなから愛されていた。当然ながら花男もそう。余談だけど、1話の最後のシーン、日本版の花男のOPだかEDだかに似ていたと思ったのは私だけ?

で、話はキャンディに戻るけれど、
ユイがイライザっていうのは、笑ったわ!
それにホン姉妹は、アイドルや少女漫画に憧れ、夢の中でアンソニーと踊ったことがあるような人に理解できる世界観があるって話している。
それってまさに私だよ。
アンソニーじゃなくて、テリー派だったし、漫画だったら、ベルばらだったりしたけれどね。

そんなわけで、第2話レビューも楽しんで書けたらなと思います。
いつ書き終わるかな……?


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美男熱上昇中〜美男〈イケメン〉ですね [韓国ドラマ「美男〈イケメン〉ですね」]

正直、「美男〈イケメン〉ですね/미남이시네요(ミナミシネヨ)」熱がどんどん上昇中。
以前にはまった韓ドラは何だったかと考えてみた。
美男の本題に入るまで、ちょっと長いので、最初のほうは興味ない方は読み飛ばして下さい。

ちょっと前にはチソンの「ニューハート」にはまりかけたんだけど、途中からしか見ていないのと、手術シーンが多くて、ちょっと疲れるかなというのがあった。

その前はオム・テウンの「復活」。たぶんはまったのは2008年の初め。これはかなり何度も見た。DVD-BOXも買ってしまったので、それをPSPなどで見られるように変換かけて、ちょっとの移動時間でも見てたし、韓国語だけ聞いたりもしていた。また公式サイトから脚本をダウンロードして、気になる言い回しを調べたりとか。KBSの公式サイトは、脚本が無料公開されているからいいのだけれど、たしかSBSは有料だったような。なので、「美男ですね」の方は、まだ脚本は未チェック。「復活」はこの夏フジテレビの韓流α枠で放映するみたいなので、まだ未見の方は是非。

その前は……アン・ジェモの「彼女は最高(彼女はボス)」。2005年の秋頃。ただしこれはかなり変な最終回だったので、熱は失速ぎみに。

その前は、やっぱ「冬ソナ」だよね。「冬ソナ」のときは、何もかも新鮮だったし、最初はえーっ、韓国ドラマ〜?ってちょっと敬遠していたのだけれど、冬にBS2で集中放送(2004年12月20〜30日)したときに見てはまった。そのときは、音声のみを何回も繰り返し聞いたりもした。

で、たぶん、2年半ぶりに、かなり大きな波がやってきたという感じ。
なぜこんなにもきてしまったのか自己分析をしてみようかなと。

まず、私の中に全く前情報がなかったため、言うなれば手垢の付いていない状態だったということが大きいと思う。

とにかく出演者を知らなかった。「タルジャの春」を見ていたときに入っていた、「みんな見て下さいね〜」ってしゃべるチャン・グンソクの番宣を見て、「変なの〜」って思っていたのだ。
だって、笑っちゃうことに最初はドラマだっていう認識がなかったんだもの。
「美男〈イケメン〉ですね」というタイトルが出ても、ドラマと気づかず、映っているシーンがコンサートシーンだったので、フジテレビが韓国のいろいろなイケメンバンドでも紹介する番組でもやるのかな〜?なんていう曲解してしていたのだ。ここでも、「今時イケメンかよ」って思っていた。
でもトルネで番組予約をしているときに、ドラマだということに気づき、とりあえず録画してみるかという感じで、予約。正直全く期待していなかった。

で、1話を見て、最初の教会シーンでこける修道女ジェンマ(コ・ミニョ)を見て、なんだかな〜って思っていたら、修道女のバイクシーンに。これがちょっと新鮮で、その後、登場したマ室長に、まず引きつけられたのだと思う。前にも書いたけれど、私の中で、永遠の小突かれ男認定されかけていたキム・イングォン。知らないドラマに、いきなり知っている顔が出てきたことは大きかったかな。

あまりにはまりそうなので、復習のために、あらすじを書いてみようかなと。
あらすじやレビューを書いているサイトはいっぱいあるけれど、あくまでも自分の熱を落ち着かせるためというか、ミナムワールドを楽しむためにチャレンジしようかなと。
ただ、結構時間がかかっちゃいそうだなぁ〜。
私が見ているのは、フジテレビの韓流α枠で放映されている物と、中国語字幕版のものです。中国語字幕のものは、音楽はそのままで、カットも基本的にはないと思います。
既に最終回まで見ているので、伏線とかには気づいているし、レビューにはネタバレがいっぱい入ると思う。

考えてみれば、韓流α枠は、かなりおもしろいドラマを放映しているんだよね。
だから、はまっちゃうかもしれないっていうことに、もっと早く気づくべきだったなぁ。。。
この夏から秋は、このドラマで終わりそうだわ。。。!!





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はまってしまったオットカジョ〜美男〈イケメン〉ですね [韓国ドラマ「美男〈イケメン〉ですね」]

そんなわけで、フジテレビの韓流α枠の「美男〈イケメン〉ですね(미남이시네요)」に完全にやられてしまっている〜。
本当に「オットカジョ(어떡하죠/どうしよう〜)」状態なのだ。
日本語の吹き替えもなかなかよくて、声のイメージが合っていると思う。

だから、日本語でまず見て、韓国語で見て、中国語字幕も見て……状態。
実はα枠の最終回まで待てなくて、とりあえず中国語字幕のものを全話見てしまったのだが……たぶんDVDを買う羽目になりそう。
OSTもしっかり注文してしまったし。。。
ただ、ドラマ中の音楽がDVDではどうなっているのかな?
フジテレビでは「赤鼻のトナカイ」を歌うシーンなのに、完全に別の歌に挿し替えられていたし。

で、私はこのドラマのことを全く知らなくて、今回とりあえず見たことないから、見てみようって思って、軽い気持ちで見始めたわけ。
最初は題名に引きぎみだったのだけれど……。

ただでさえ、私の大好きな変身要素(女なのに男のふりとか)が入っているし、大人気アイドルバンドA.N.JELLのメンバーはみんな個性的で素敵だし。
出生の秘密とか、孤児院とか、韓国ドラマのお約束もきちんと入っているし。
今の私は登場人物に感情移入しつつも、若者達の成長を見守っているという感じかな。

本来私の顔の好みはカン・シヌ(チョン・ヨンファ)なんですが、今回は完全にファン・テギョン(チャン・グンソク)にやられまくり。なんというか、男のツンデレだと思うのです。あの性格が好き。偉そうなところも大好き。
ジェルミ(イ・ホンギ)も本当にかわいい。
他の登場人物もみんなきちんと真面目に役を作っている。
韓国ドラマって、本当に次から次へと有望な役者さんが登場する。
競争がものすごく激しいんだろうな、きっと。
それに今回はみんな登場人物の声が好み。歌もいい。

フジの地上波でやっている「美男(イケメン)ですね」はドラマの最後に、出演者が登場して、コメントをするというおまけがついているのだけれど、コ・ミナム役のパク・シネちゃんといい、チャン・グンソクくんといい、ドラマと全く違った雰囲気で、そこも本当にびっくりなんだよね。特に素顔のチャン・グンソクはファン・テギョンとは別人だと思う。だからこそ、そこに子役から大人に成長してきた役者のプロ意識を感じられて、好感が持てる。特にファン・テギョンというキャラクターは、これまでに他のドラマでも全く見たことがなかったような気がする。考えるときの首のかしげ方や口の仕草とかがとても新鮮。

ペ・ヨンジュンとイ・ヨンエが出ていた「パパ」でセヨン(イ・ヨンエ)の弟インピョを演じたチョン・チャン。「パパ」を見たときからなんとなくずーっと気になっていたのだけれど、今回はアン社長役。彼はアン・ジェモが主演の「男の香り」でものすごーくイヤなヤツを演じていた。アン社長はA.N.Jellを育てて見守っている、なかなか良い感じの役でなんだか嬉しかったです。

それからマ室長役のキム・イングォン。以前「天国からの手紙」でいつも小突かれているイメージだって書いたけれど、今回はコ・ミナムに男装させた張本人役。以前より大人っぽくなっていて、小突かれイメージはなくなっていると感じた。マ室長って、とってもいい人なんだと思う。恋人(?)のワン・コーディ(コーディネーター=スタイリスト)と一緒になって、とてつもない勘違いもするし、自分の都合でミナムを振り回すわけだけれど、優しいし人情もある。

個人的にはA.N.JELLのファングループ、リーダーのサユリ(ペ・グリン)がかわいくって、お気に入り。

大人気タレント役で、テギョンとマスコミ向けに偽の恋人関係を続けているユ・ヘイ(ユイ)も最初は腹立たしいんだけれど、見ているうちに、彼女は彼女なりにテギョンのことが好きなんだなっていうのがわかってくる。それに、何のかんのと言っていても、コ・ミナムの秘密は守っているし、かばっている。最終回にちょっと笑えるどんでん返しがあって、憎めないキャラに仕上がっていると思う。

それにしても、地上波で放送したときに人気が本格的に高まるものだと思うのだけれど、公式グッズももう売り切れているし、別に入会するわけではないけれど、チャン・グンソクの日本のファンクラブサイトは契約切れで宙ぶらりん状態みたいだし。
今回のフジテレビの放送にもいろいろあわせて欲しかったなぁって、ちょっと思います。

韓国では「アイリス」の裏番組だったそうで、視聴率が最高でも12%いかなかったということなんだけれど、それはただ単にタイミングの問題だったのかなって思う。
このドラマは老若男女楽しめると思うし、韓国ドラマの入門編としても最高なのではないかな。ハッピーエンドだし、続編も見たいよね。

それにしても、この邦題は口にするのが恥ずかしすぎます。
イケメンってさぁ……もう少しなんとかならなかったんでしょうか?

全部見たら、感想をまた書きたいなって思うけれど、書けるかな?
ちなみに今私のパソコンの壁紙はA.N.JELLです〜。

미남이시네요公式サイト
公式サイトにある壁紙ページ





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